アジア・太平洋株式サマリー:中国、香港株上昇-インド下げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

27日の中国株式市場では上海総合指数がここ3カ月で最も大きく値 上がりし、約7年ぶりの高値に達した。政府が国有企業の統合や一段の 景気支援策を検討しているとの観測が広がった。

ペトロチャイナ(中国石油、601857 CH)と中国石油化工 (SINOPEC、600028 CH)、中遠航運(600428 CH)、宝山鋼鉄 (600019 CH)はいずれも値幅制限いっぱいの10%高。中国は合併や再 編を通じて国有企業の数を現在の112社から40社に減らす可能性があ る、と経済参考報が報じた。また、中国人民銀行(中央銀行)は経済の 再活性化に向け、市場からの地方債買い入れを含めた非伝統的政策の採 用について議論していると通信社マーケット・ニュースが伝えた。

上海総合指数は前週末比3%高の4527.40で終了。1月21日以降で 最大の上昇率となった。CSI300指数は2.2%高。

RBCインベストメント・マネジメント(アジア)のトレーダー、 クレメント・チェン氏(香港在勤)は「政府が業界の統合を検討してい るとの観測から、大手石油会社の株価が急騰している」と指摘。「石油 セクターは長い間、過小評価されてきた」と述べた。

香港上場では中国本土株から成るハンセン中国企業株(H株)指数 が1.7%高、ハンセン指数は1.3%高でそれぞれ引けた。

【インド株式市況】

27日のインド株式相場は下落。銀行株の下げが目立った。利益の伸 びが予想を下回るとの懸念が強まったほか、海外勢がインド株保有を減 らしたことが背景にある。指標のS&P・BSEセンセックスは月間ベ ースで下げており、このまま終了すると2カ月連続安となる。

ICICI銀行は6カ月ぶり安値を付けた。四半期利益の伸びが5 年ぶり低水準となったことが嫌気された。インドステイト銀行も大きく 下げた。ソフトウエアメーカーのインフォシスは約3カ月ぶり安値。24 日発表した四半期利益が予想を下回った。

センセックスは前週末比1%安の27176.99で終了。先週は週間ベー スで3.5%安と、昨年12月12日終了週以来の大幅下落だった。

海外投資家のルピー建て債券の保有額は今月に入って3億2200万ド ル減少しており、昨年4月以来の縮小となる見通し。海外勢によるイン ド株売買動向は過去9営業日のうち8営業日で売り越し。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前週末比0.8%高の5982.69。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比0.1%安の2157.54。

【台湾株式市況】

27日の台湾金融市場で、台湾ドルは米ドルに対し約2年ぶりの大幅 高。台湾株の指標、加権指数は一時、2000年以来の1万台となった。上 海との証券取引所接続観測が台湾株需要を押し上げた。

中国証券監督当局が上海、台北両市場の株取引の接続を検討してい ると台湾紙の経済日報が22日に報じてから、加権指数の上げが続いてい る。

台北フォレックスのレートによれば、台湾ドルは0.6%高の1米ド ル=30.861台湾ドルで終了。13年7月以来の大きな上げとなった。一時 は30.551台湾ドルと、5カ月ぶりの高値に達した。加権指数は10002.58 を付けた後、前週末比0.6%高の9973.12で引けた。

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