米景気回復は7-9月にずれ込む可能性-エコノミストの見方

エコノミストによる4-6月(第 2四半期)の米経済成長予測に、振るわなかった1-3月(第1四半 期)の指標の影響が出始めている。

米商務省が24日に発表した3月の耐久財受注も市場予想を下回り、 米経済成長が4-6月期に回復するとの予想に疑問を投げ掛けた。米成 長は一連の予想外の出来事が響き1-3月期に鈍化している。

こうした成長予想の後退は米連邦準備制度の当局者にとって重要な 意味を持つ。当局者らは米経済にかなりの勢いがあるのを確認した上で 利上げを決めたいと考えているからだ。米金融当局者の過半数が3月 に、最初の利上げは年内に実施されると予想。今年の成長率を2.3 -2.7%と見込んだ。

24日に発表された3月の耐久財データのうち、設備投資の先行指標 となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)受注は前年同月 比4.6%減少した。

マクロエコノミック・アドバイザーズ(セントルイス)は耐久財受 注発表を受け、4-6月の米成長率予想(季節調整済み、年率)を従来 の2.4%から2.2%に引き下げた。同社は電子メールで配布した顧客向け リポートで、「3月までのコア受注・出荷の予想外の不振は4-6月期 の設備投資の伸び鈍化を意味する」と説明した。同社が今月7日に初め て示した4-6月期の成長率予想は2.8%だった。

同社は1-3月期の米成長率予想も1.5%から1.4%に下方修正し た。1-3月期の国内総生産(GDP)統計は29日に発表される。

多くの要因

連邦準備制度の当局者らは1-3月期の成長鈍化は一時的なもので あり、4-6月期には回復が見込まれると述べている。急速なドル高や 原油急落、ショッピングや建設といった活動の妨げとなった厳冬、サプ ライチェーンの混乱を招いた西海岸の港湾労使紛争など多くの要因が1 -3月期の成長に影響を及ぼした。

しかし、一部のエコノミストは耐久財統計について、米成長回復が 4-6月期ではなく7-9月(第3四半期)にずれ込む可能性を示唆す るものと受け止めた。

アマースト・ピアポント・セキュリティーズのチーフエコノミス ト、スティーブン・スタンリー氏は顧客向けリポートで、「4-6月期 にかなり力強い回復が見られるだろうと予想していたが、3月の不調で 回復の一部は7-9月期に先送りされるかもしれない」と指摘した。

原題:Economists Push Out Timing of U.S. Rebound To Third Quarter(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE