アジア最貧国ネパール、地震で経済さらに悪化も-急がれる支援

マグニチュード7.8の大地震に見舞われる以 前から、ネパール経済の伸びは鈍っていた。死者が数千人に上っている 今回の震災を受け、同国の短期的な成長率は国際社会の支援がない限り マイナスに落ち込む公算が大きい。

同国のラナ元財務相は26日、電話取材に対して「ネパール経済の中 心であるカトマンズが機能不全に陥っている」と説明。「衝撃の程度は 地震のマグニチュードだけでなく、事態に対処するリソースと能力に左 右される。われわれにはそれがない」と述べた。ラナ氏は余震が続く 中、戸外で夜を過ごしたという。

ネパールはアジア最貧国の一つで、国内総生産(GDP)は全米50 いずれの州の経済規模をも下回る。観光と農業、海外からの送金が頼り で、大規模な再建を独力で行う財政上の余地はほとんどない。アジア開 発銀行(ADB)は大地震発生前でさえ、ネパールは投資を呼び込むた め2020年末にかけて毎年のインフラ整備費用を現在の4倍程度に増やす 必要があるとの推計を示していた。

原題:Nepal’s Slowing Economy Set for Freefall Without World’s Help(抜粋)

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