ヘッジファンドの原油売りポジションが急減-リグ稼働数減で

投機家は原油の売りポジションを過去最速の ペースで減らしている。サウジアラビアがイエメンの武装組織に対する 空爆を再開する一方、米国の原油生産が鈍化したことが背景にある。

米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ヘッジファ ンドによるウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油 の売りポジションは21日終了週に32%減り、買越残高は昨年7月以来の 高水準に達した。

需要が拡大する一方、原油リグ(掘削装置)稼働数が過去最大の落 ち込みを示したことから、2008年以降で最大の下落を示したWTIが底 値を付けたとの観測が高まった。原油相場は3月以降32%上昇。イエメ ンでの紛争により世界で4番目に通航量の多いバブルマンデブ海峡の原 油輸送に支障が出る可能性があるとの見方も上昇要因となった。

エネルギーに重点を置くヘッジファンド、アゲイン・キャピタル (ニューヨーク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は24日の電話イン タビューで「リグ稼働数の減少と生産鈍化が始まっていることは価格が 実際に底値を付けたことを示している」と指摘した。

原題:Oil Bears Routed by Spring Thaw in Prices as Drill Rigs Sit Idle(抜粋)

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