ヘッジファンド:米穀物相場、さらなる下落を予想-供給過剰

米中西部全域で作付け条件が改善する中、ヘ ッジファンドは今年の収穫が世界の供給過剰拡大につながりトウモロコ シや大豆、小麦価格がさらに下落すると予想している。

民間気象予報会社MDAウェザー・サービシズによれば、トウモロ コシの作付けは既に昨年のペースを上回っており、一部地域では最近の 降雨で作付けペースが鈍化したものの今週は乾燥した天候が予想されて いる。グレートプレーンズ(大平原地帯)では冬小麦の作況が昨年を上 回っている。米国で来月、大豆の作付けが過去最大に達すると予想され る中、アルゼンチンとブラジルの収穫高は過去最高水準に達し供給過剰 が膨らんでいる。

このため、米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、 資産運用会社はトウモロコシ、大豆、小麦について8週連続で売り越し となっている。これは2013年以降で最長。供給過剰により世界の食料価 格は10年以来の安値まで下げ、食肉加工会社の米タイソン・フーズやエ タノールメーカーのアーチャー・ダニエルズ・ミッドランド(ADM) などのコストが低下している。

CFTCが24日発表したデータによれば、穀物3品目の先物とオプ ションの売越残高は21日時点で20万9427枚。小麦の売越残高はデータ集 計が始まった06年以降で最大だった。

原題:Hedge Funds Betting on More Losses for Crops as Supplies Swell(抜粋)

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