ギリシャに迫る「最後の審判」-年金やIMF返済で資金逼迫か

ギリシャは今週支払う公務員給与・年金の財 源探しを迫られる。24日にラトビアで開かれたユーロ圏財務相会合で、 ギリシャが救済時の公約を実行しない限り追加支援を供与しないとされ たためだ。

ギリシャは総額15億ユーロ(約1940億円)余りとなる月末の支払い に地方自治体の預金などを充てる方針。ただ、事情に詳しい関係者によ れば、家計と企業の先週の銀行預金流出が約13億ユーロとなったことか ら、月末の支払いにより銀行の流動性バッファーが逼迫(ひっぱく)す る恐れがある。

ギリシャ国債は先週末24日に下落。3年債利回りは144ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)上昇し26.3%となった。

欧州中央銀行(ECB)の政策委員会は5月6日に、ギリシャの銀 行向け緊急流動性支援(ELA)の担保価値の割引率(ヘアカット)を 引き上げるかどうか議論する可能性があり、引き上げられた場合はギリ シャの資金繰りは一段と苦しくなる見込み。ECBのスタッフは既に、 ギリシャの市中銀行がギリシャ銀行(中央銀行)から借り入れる際の担 保についてもヘアカット引き上げを提案している。

また、ギリシャは5月6日までに国際通貨基金(IMF)への返済 で2億ユーロを捻出する必要があり、政府の手元資金はさらに乏しくな る可能性がある。

ギリシャと債権団は27日の電話会議で交渉を再開、29日に直接話し 合いを持って協議の迅速化を図るとギリシャ当局者が26日、記者団への 電子メールで明らかにした。

原題:Greece’s Day of Reckoning Inches Closer as Debt Payments Loom(抜粋)

--取材協力:Marcus Bensasson、Paul Tugwell.

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