独VW:ピエヒ会長が辞任、全ての役職退く-CEOと対立

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ドイツの自動車メーカー、フォルクスワーゲ ン(VW)のフェルディナント・ピエヒ監査役会長が25日に辞任した。

発表資料によると、ピエヒ氏(78)は同日付でVWの全ての役職を 退いた。同氏の妻ウルズラ・ピエヒ氏も監査役を辞任した。

ピエヒ氏は2週間前、マルティン・ウィンターコルン最高経営責任 者(CEO)の経営方針に公然と異議を唱え、同CEOが次期会長候補 となることに否定的な姿勢を示し確執が表面化した。今回の会長辞任で 社内を混乱に陥れた対立は山を越えた。

ピエヒ氏が1993年にCEOに就任して以降、VWは高級スポーツカ ーのポルシェ、伊スーパーカーのランボルギーニ、英ベントレー、チェ コのシュコダ、二輪車のドゥカティ、大型トラックのマン、スカニアを 相次いで買収した。ブルームバーグの集計データによれば、同期間で VWの株式時価総額は1100億ユーロ(約14兆2000億円)と約15倍に拡大 した。

ピエヒ氏のウィンターコルンCEOに対する批判は説明もなく唐突 だった。過去最高益を達成し、世界最大の自動車メーカーに向けトヨタ 自動車追撃の態勢にある同CEOに対し、他の監査役会メンバーが支持 を表明しても対立は続いた。同氏の孤立は一層深まり、今回の辞任に至 った。

原題:VW Patriarch Piech Ends Two-Decade Reign After Failed Putsch (2)(抜粋)

--取材協力:Cornelius Rahn.

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