ドイツ銀:1-3月利益は予想上回る-トレーディング収入寄与

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ドイツ銀行の1-3月(第1四半期)決算で は、利益がアナリスト予想を上回った。債券・株式トレーディングの伸 びを追い風に収入は過去最高に迫った。

26日の同行発表によれば、純利益は5億4400万ユーロ(約702億 円)。前年同期の11億ユーロから減少したものの、ブルームバーグがま とめたアナリスト4人の予想平均(2億5600万ユーロ)を上回った。ロ ンドン銀行間取引金利(LIBOR)操作問題の決着に伴い、15億ユー ロの訴訟費用を計上したのが重しとなった。

ケプラー・シュブルーのアナリスト、ディルク・ベッカー氏は「訴 訟がなければ確実に過去最高益だっただろう。素晴らしい四半期だ」と 述べた。

訴訟費用や規制強化で収益性や資本比率が圧迫されていることか ら、アンシュー・ジェイン、ユルゲン・フィッチェン両共同最高経営責 任者(CEO)は27日に経営改革と収益性改善に向けた計画を発表す る。消費者向け金融部門ポストバンクの一部売却や投資銀行部門の縮小 に加え、進出している一部の国からの撤退が計画に含まれる見込み。同 行は現在、70カ国で営業している。

26日の発表によると、財務力の指標である普通株Tier1比率 は11.7%から11.1%に低下し、さらなる逆風が予想されるという。レバ レッジ比率は3.4%と、2014年末の3.5%から低下した。

1-3月期の純収入は104億ユーロ。投資銀行部門の収入は15%増 の46億5000万ユーロ。債券セールス・トレーディングは9%増収、株式 セールス・トレーディングは31%増収。投資銀行部門の利益は訴訟費用 が響き55%減の6億4300万ユーロ。

一方、消費者向け銀行部門は1%弱の増収で、コスト削減により税 引き前利益は5億3600万ユーロと、13%増加した。ポストバンク部門の 税引き前利益は22%増の2億700万ユーロ。資産運用のアセット・アン ド・ウェルスマネジメント部門の税引き前利益は75%増の2億9100万ユ ーロ。トランザクションバンキング部門の利益は15%増の4億900万ユ ーロ。

原題:Deutsche Bank Profit Beats Estimates as Overhaul Looms (1) (抜粋)

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