米国債(24日):3週間で最大の上げ-コア資本財受注減少で

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米国債相場は3週間で最大の上げ。この日発 表された3月の米製造業耐久財受注では、航空機を除く非国防資本財 (コア資本財)受注が市場予想に反して減少。これで7カ月連続のマイ ナスとなった。今月発表された経済指標では雇用者数や小売売上高、住 宅着工件数が市場予想を下回っていた。来週発表の国内総生産 (GDP)でも減速が示されると見込まれている。

ウィリアムズ・キャピタル・グループの債券トレーディング責任 者、デービッド・コード氏は、コア資本財が予想に反し減少したことが 「米国債相場を押し上げたのは明らかだ」と指摘。「1-3月期は弱い 四半期になると多くの人が推測していたが、それを裏付けている」と加 えた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)低下の1.91%。終値で見た場合、この下げ幅は3日以降で 最大。同年債(表面利率2%、2025年2月償還)価格は14/32上昇し100 26/32。

10年債利回りは過去1カ月間、1.80-2.01%のレンジで推移してお り、14年末の2.17%を下回っている。

コア資本財受注

米商務省の24日発表によると、3月のコア資本財受注は前月 比0.5%減。ブルームバーグがまとめた市場予想の中央値は0.3%増だっ た。

耐久財全体の受注は前月比4%増。航空機や自動車の受注が増え た。

3月開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利上げ開始の 時期をめぐり意見が分かれた。

同会合の議事録によれば、幾人かの参加者は6月会合での利上げ開 始を望んだ一方、年後半や16年の利上げを支持する参加者もいた。 FOMCは来週会合を開催する。

利上げ時期

ブルームバーグの最新調査によれば、大半のエコノミストは9月の 利上げを予想している。3月の調査では6月利上げが見込まれていた。

ブラウン・アドバイザリーで36億ドル相当の債券資産を運用するト ーマス・グラフ氏は、市場では当局による初回利上げ時期の予想が後ず れしており、利上げ時期よりも経済の長期的な成長見込みに注目が集ま っているとの見方を示した。

次の重要な経済データは29日に発表される1-3月期のGDPだ。 ブルームバーグがまとめた調査の中央値では前期比年率1%増と、14 年10-12月(第4四半期)の2.2%増からの減速が見込まれている。

原題:Treasuries Gain Most in 3 Weeks on Latest Evidence of Slowdown(抜粋)

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