欧州債:イタリア債が下落-ギリシャ協議で大きな隔たり残る

24日の欧州債市場ではイタリア国債が下落。 ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長がギリシ ャの部分的な改革に応じて救済資金を分割払いする可能性を否定し、同 国と債権者の間に「大きな隔たり」が残されたままとなったことを嫌気 した。

スペイン債もイタリア債同様に、一時の上げを消して値下がり。デ イセルブルム議長はラトビアの首都リガでの会議後、「包括的合意抜き の救済融資はあり得ない」と言明。5月11日の次回ユーログループ会合 で再度、ギリシャの状況を検証すると説明した。

ただ、イタリアとスペインの国債は週間ベースではプラスとなっ た。欧州中央銀行(ECB)が実施中の民間と公的部門の証券合わせて 1兆1000億ユーロ相当を購入するプログラムが支え。

ノルデア銀行のチーフストラテジスト、ヤン・フォンゲリッヒ氏 (ヘルシンキ在勤)は「ギリシャについて楽観的でなくなるありとあら ゆる理由がある」とし、「ギリシャ懸念が幅広い市場を実際に動かすか というと、非常に短期的な現象にとどまっているようだ。危機感染リス クが極めて限定されている状況が示唆される」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、イタリア10年債利回りは前日比4ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.44%。一時は3bp下 げた。週間ベースでは4bp低下。同国債(表面利率1.5%、2025年6 月償還)価格はこの日、0.335下げ100.58。

スペイン10年債利回りは3bp上げて1.39%。この日は1.34%まで 下げる場面もあった。前週末比では6bp低下。

ギリシャ3年債(表面利率3.375%、2017年7月償還)利回りは144 bp上昇し26.30%。一時は23.67%と、16日以来の低水準を付けた。

欧州債の指標であるドイツ国債は上昇。Ifo経済研究所が発表し た4月の独企業景況感指数は10カ月ぶり高水準に達したものの、売り材 料にならなかった。10年債利回りは1bp低下の0.16%。前週末 は0.08%だった。

原題:Italian Bonds Decline as Greece ‘Wide Differences’ Unresolved(抜粋)

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