アジア・太平洋株式サマリー:中国、インド株下落-香港上げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

24日の中国株式相場は下落。上海総合指数が4日ぶりに反落した。 中国証券監督管理委員会(証監会)が新規株式公開(IPO)の認可ペ ースを加速することを決め、既に上場している株式からIPO銘柄に資 金が流れるとの懸念が広がった。

中信証券(600030 CH)は3%を超える下落。中国工商銀行 (601398 CH)も売られ、金融株の下げの中心となった。証監会は政府 が株式の印紙税引き上げを検討しているとのインターネット上の臆測を 否定した。この日上場した10銘柄は全て値幅制限いっぱいの44%高。

香港市場では、1-3月(第1四半期)決算で純利益増加を発表し た通信機器メーカー、ZTE(中興通訊、763 HK)が5.6%高。

上海総合指数は前日比0.5%安の4393.69で引けた。CSI300指数 は0.8%安。香港上場では中国本土株から成るハンセン中国企業株(H 株)指数が0.1%高で終了。ハンセン指数は0.8%高。

海通国際証券集団のセールストレーディング責任者、アンドルー・ サリバン氏(香港在勤)は電話取材に対し、「24日の中国本土市場で は10銘柄が上場した」と述べた上で、「株式市場が節目となる水準を試 し、これがバリュエーション(株価評価)を正当化できるのかどうかに 注目が集まる中で投資家は全般的に慎重だ。ファンダメンタルズ(基礎 的諸条件)よりもセンチメントの問題になっている」と述べた。

【インド株式市況】

24日のインド株式相場は下落。ソフトウエアサービスを手掛けるイ ンフォシスの四半期利益と売上高が予想を下回ったことが嫌気された。 指標のS&P・BSEセンセックスは週間ベースで今年最大の下げとな った。

構成銘柄の中で寄与度が最も大きいインフォシスはここ11カ月で最 もきつい値下がり。アクシス銀行は続落、ハウジング・デベロップメン ト・ファイナンシャル(HDFC)は11週間ぶり安値をつけた。

センセックスは前日比1.1%安の27437.94と、終値としては1月14 日以来の安値。前週末比では3.5%下げ、下落率は昨年12月12日終了週 以降で最大だった。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比1.5%高の5933.29。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比0.6%安の2159.80。

【台湾株式市況】

24日の台湾株式相場は上昇。指標の加権指数は15年ぶりの高値とな った。海外からの投資が債券から株式にシフトするとの観測や、中国資 本市場へのアクセスが拡大されるとの期待が高まった。

加権指数は前日比1.2%高の9913.28で終了。一時は2000年4月以来 の高値となる9961.31を付けた。台湾積体電路製造(TSMC)が3.7% 上げ、業界別指数では半導体銘柄の指数が最も大きく上昇した。

為替市場では台湾ドルが5カ月ぶりの高値。海外勢は23日、台湾株 を7億3700万米ドル(約880億円)買い越した。

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