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中国で国有企業が初のデフォルト状態-保定天威が利払い不能

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中国の変圧器メーカー、保定天威集団は中国 の国有企業として初めて本土社債市場でデフォルト(債務不履行)状態 に陥った。市場の力の役割拡大を目指す政府が、不履行容認の余地を広 げていることが示唆された。

中央政府が出資する中国南方工業集団の一部門である保定天威集団 は中国外国為替取引システム(CFETS)のウェブサイト、チャイナ マネーに掲載した資料で、21日期日の社債利払いができないと発表。資 産売却を含めさまざまな手段を通じ返済資金を集め続けるとも表明し た。

2013年3月に就任した李克強首相はアジア一の経済大国を市場の力 に委ね、政府の権限を減らすと表明している。中国では社債発行体のほ とんどが国の出資を受けているが、これまでに本土の社債市場でデフォ ルト状態に陥ったのは昨年の上海超日太陽能科技と今月の中科雲網科技 集団の民間企業2社のみだった。

招商銀行の劉東亮シニアアナリスト(上海在勤)は「長期的に中国 企業のデフォルトリスクは高まりつつあるが、個別のケースがシステム 全体に影響を及ぼすことはないだろう」と述べた。

20日時点で保定天威集団の16年4月償還債(利率5.7%、15億元 =290億円相当)は先月31日以降7.1%値下がりし、額面の85.3%となっ ていた。今月14日の発表資料では、8550万元の利払いを行う必要がある と説明していた。

原題:China Seen Close to First Bond Default by State-Owned Firm (1)(抜粋)

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