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【個別銘柄】銀行株人気化、HIOKI急騰、オービック安い

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16日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

銀行株:三井住友フィナンシャルグループ(8316)前日比が3.8% 高の4905円、みずほフィナンシャルグループ(8411)が3.6%高の220.7 円など。野村証券はセクター判断「強気」を継続した。2015年3月期業 績は会社計画線を確保し、株主還元策や中期経営計画が注目されると指 摘。3月後半の調整でメガバンクのPBRは0.7-0.8倍で推移し、引き 続き割安感が強いとした。リターン・リバーサルの観点で注目する三井 住友トラスト・ホールディングス(8309)も6.1%高の533.6円、東証1 部の上昇率上位にはふくおかフィナンシャルグループ(8354)、千葉銀 行(8331)、静岡銀行(8355)など地銀株も並んだ。

HIOKI(6866):13%高の2318円。1-3月期(第1四半期) の連結営業利益は前年同期比61%増の8億6100万円だった、と15日に発 表。主力の電子測定器を中心に自動試験装置なども売り上げが拡大、新 製品投入も寄与した。前期比19%増の23億5000万円を見込む15年12月期 計画に対する進捗(しんちょく)率は37%。また、人工衛星電源のリチ ウムイオン2次電池の研究に関連し、宇宙航空研究開発機構 (JAXA)と電池性能の計測を行う小型インピーダンスアナライザー の実用化に向け共同研究を行うとも発表。

資源関連株:国際石油開発帝石(1605)が5.4%高の1489.5円、 JXホールディングス(5020)が3.9%高の507.9円など。シェールオイ ルブームの一巡で供給超過が解消されるとして、15日のニューヨーク原 油先物は5.8%高の1バレル=56.39ドルと5連騰、ことしの高値を付け た。前提価格の低下や在庫評価損による業績悪化懸念が薄れた。

オービック(4684):8.1%安の4970円。三菱UFJモルガン・ス タンレー証券は15日、投資判断を「中立」から「アンダーウエート」に 下げた。豊富な顧客を背景にした安定的な業績拡大、持続的な増配を見 込むものの、マイナンバー制度導入による特需期待も含め年初からの株 価上昇で織り込まれたと判断、反動による調整リスクを指摘した。

富士通ゼネラル(6755):2.3%安の1581円。SMBC日興証券 は15日、投資判断を「1(アウトパフォーム)」から「2(中立)」に 下げた。空調機事業の成長は続くとみているものの、自社株買いや増配 など株主還元期待も含め年初からの上昇でおおむね株価に織り込まれた と判断。また、ドル高の影響を織り込み、同証による16年3月期営業利 益予想を222億円から190億円に減額した。

クラリオン(6796):6.4%高の364円。16年3月期の連結営業利益 は100億円前後と前期比約9割増えるもよう、と16日付の日本経済新聞 朝刊が報道。自動車メーカー向けにカーナビゲーションシステムや車載 カメラなどの販売が伸びるとしている。

三井造船(7003):4.6%高の206円。防衛省から新型潜水艦救難艦 (ASR)1隻を受注した、と日刊工業新聞が16日に報道。受注は1996 年以来で、契約額は292億1400万円という。今後の業績寄与を見込む買 いが入った。

カシオ計算機(6952):4.3%高の2365円。SMBC日興証券は15 日、投資判断を「2(中立)」から「1(アウトパフォーム)」、目標 株価を1860円から2800円に上げた。時計などコンシューマ事業をドライ バーとした増益トレンドが続き、株主還元の強化も今後期待されると指 摘。16年3月期営業利益予想を423億円から523億円、来期を460億円か ら588億円に増額した。15年3月期の会社計画は365億円。

豊田自動織機(6201):4.1%高の7370円。ゴールドマン・サック ス証券は15日、投資判断「買い」、コンビクション・リスト採用で調査 を再開した。収益の約8割を占める産業車両とコンプレッサー事業が好 調で、自動車生産を上回るトップライン成長の確度が高いと分析。同証 による16年3月期営業利益予想は1430億円、来期1670億円とした。15年 3月期の会社計画は1150億円。

野村不動産ホールディングス(3231):3.1%高の2571円。15年3 月期の連結営業利益は718億円と従来計画の650億円から上振れたもよ う、と15日に発表。住宅事業の収益性が向上、仲介・CRE(企業不動 産)事業での手数料増加や経費削減も寄与し、前の期比では減益率 は13%から3.4%に縮小する。

ミネベア(6479):2%高の1883円。15年3月期の連結営業利益は 前の期比86%増の600億円前後で、従来計画の585億円を上回ったもよう と16日付の日本経済新聞朝刊が報道。スマートフォン向け照明部品と自 動車用小型ベアリングが伸長、17年ぶりに最高益を更新したという。

プレナス(9945):6.5%高の2375円。岩井コスモ証券は15日、投 資判断を「B(中立)」から「Bプラス(中立プラス)」、目標株価 を2250円から2600円に上げた。改装効果による既存店の伸長やフランチ ャイズ化の推進、昨年12月の商品値上げなどで16年2月期は収益改善が 進むと分析。豊富な手元資金を背景にした出店拡大など成長投資、株主 還元の積極化に一段と評価が高まるとみている。16年2月期営業利益予 想は会社計画と同じ前期比21%増の81億円、来期88億円を見込む。

チヨダ(8185):5.5%高の2706円。発行済み株式総数の2.25%に 当たる87万株、金額で20億円を上限に自社株買いを行うと15日に発表。 期間は16日から8月21日、当面の需給好転が見込まれた。

ファンコミュニケーションズ(2461):10%高の1088円。3月の月 次売上高を15日に公表、パソコン向け、モバイル向けアフィリエイト広 告サービスなど全区分で前年同月比9.7%増の29億8012万円だった。モ バイル向けの伸びが4.4%にとどまった一方、パソコン向けは18.4%増 と15年12月期に入り最も伸びが大きい。

アルテック(9972):4.6%安の353円。日本証券金融は16日から、 アルテック株の貸借取引の申し込み停止措置を実施した。流動性や値動 きの収縮につながるとみられた。14日に3Dプリンターによる部品・製 品の直接製造サービスをめぐるリコー(7752)との協業が発表され、株 価は14日、15日と2日連続でストップ高、上昇率は76%に達していた。

スリー・ディー・マトリックス(7777):300円(29%)高の1339 円でストップ高。自己組織化ペプチド技術について、創傷治癒・皮膚再 建材への適用に関する特許が欧州で成立した、と15日に発表。同ペプチ ドを創傷部へ塗れば、治癒後に傷痕が残らず、患部の美観が損なわれな い有用性が示されているという。

電算(3640):6%高の2398円。15年3月期の個別営業損益は4 億7300万円の黒字と、従来計画の2億4000万円の黒字から上振れたもよ うと15日に発表。公共分野で番号制度対応など利益率が高い法制度改正 対応の受注、売り上げが順調で、生産性向上に伴う原価低減も寄与し た。前の期は2億1600万円の赤字。

マツヤ(7452):4.4%安の216円。15年2月期の連結純損失は6 億100万円と従来計画の1億円から赤字が拡大した、と15日に発表。閉 鎖店舗の賃貸、売却先が見つからず、減損損失を計上したため。同会計 期末において9148万円の債務超過になり、継続企業の前提に重要な疑義 が生じていると決算短信で記述した。同社は長野の食品スーパー。

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