世界の産金ブームが終息へ-金価格下落による鉱山投資減少で

過去30年で最大の金価格下落により、6年間 にわたって続いていた鉱山産出量の増加基調が終息しつつある。

金価格下落によりロシアや南アフリカ共和国、北米の大手鉱山会社 は赤字に陥り、鉱山投資を3年間で半減せざるを得ない状況となった。 英バークレイズによれば、今年の金生産は過去最高に達する可能性が高 いものの、生産の伸びは少なくとも6年ぶりの低水準となる見通しだ。 来年は1%減少すると予想されている。

金価格が2011年までの10年間で5倍余りに上昇したことから、鉱山 各社は投資を増やした。このため、鉱山からの供給量は昨年3114トンと 過去最高に達し、約1270億ドル(約15兆1800億円)相当となった。金に 金融資産としての魅力があるのは、これまで採掘された金が現存してい るなどの理由により、供給が経済・金融政策ほど金の価値に影響を及ぼ すことが通常ないためだ。一方、主要輸入国である中国とインドでは需 要が伸びている。

SPエンジェル・コーポレート・ファイナンス(ロンドン)のアナ リスト、ジョン・マイヤー氏は2日の電話インタビューで、「鉱山から の供給が縮小すれば現物市場の需給が引き締まる傾向があり、それが価 格に響く」と指摘。「それは、金に対する投資家心理に影響を及ぼす一 段と大きな力学にもプラスの効果を及ぼす」と述べた。

原題:Gold Supply Boom Ending as Price Slump Means Less Mine Spending(抜粋)

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