コンテンツにスキップする
Subscriber Only

「黄海海戦」敗北てこに軍改革-中国国家主席、汚職根絶誓う

中国を強国にするとの目標を掲げる習近平国 家主席はたびたび中国にとっての「屈辱の世紀」に触れ、日清戦争 (1894-95)の黄海海戦での清の敗北を繰り返し取り上げている。

日清戦争は、近代化を歩み始めたとはいえ小国の日本に負けるはず がないと清の指導者が考えていた戦いだった。研究者のS・C・M・ペ イン氏は自らの著書で、日本軍より新しく優れていた銃を保有していた 清だが、艦隊が備えていた砲弾はセメントや磁器が詰められたものであ ったし、単に力量不足だったと記している。

それから1世紀余り。習主席は世界最大の地上部隊である人民解放 軍における汚職の影響や数十年にわたる訓練の不備などを認めながら も、人民解放軍を「戦争に勝ち抜く」ことのできる現代的な軍隊に変貌 させることを目指している。今月開催された全国人民代表大会(全人 代、国会に相当)では、汚職根絶が軍を良くすると言明した。

汚職が共産党政権の将来を脅かすと警告している習主席は、全国的 な反腐敗運動を主導。多くの軍幹部が今年すでに摘発されている。香港 の張泊匯・嶺南大学アジア太平洋研究センター主任は「人民解放軍は規 模は大きいが、実戦的ではない。習主席は中国軍をつくり変えようとし ており、汚職対策はその一環にすぎない」と述べた。

ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)によれば、中国 は2014年までの5年間、世界3位の武器輸出・輸入国だった。主にロシ アとフランスから輸入しており、ヘリコプターとエンジンが大きな割合 を占める。輸出の大半はパキスタンとバングラデシュ、ミャンマー向け だという。

原題:Xi Evokes Navy Defeat by Japan in 1894 in Quest to Improve PLA(抜粋)

--取材協力:Dominic Lau、Keith Zhai、Ting Shi.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE