「どこを見ても」資産バブル、北欧最大の買収ファンドが懸念

北欧最大の買収ファンド、 スウェーデンの EQTパートナーズは前例のない金融緩和があらゆる市場で資産価格を 極端なレベルに膨らませており、行く末を予想する上で過去の記録はほ とんど参考にならないとの見解を示した。

EQTのマネジングパートナー、トーマス・バンコック氏(ストッ クホルム在勤)はインタビューで、「金融バブルが醸成されつつあり、 どのような結果になるか分からない」と指摘。「この問題は欧州だけに とどまらずグローバルなものだ。私が心配なのは資産バブル全般だ。そ れはどこでも見られる」と述べた。

現在は市場動向を読むことが大半のポートフォリオマネジャーにと ってこれまでになく困難になっている。経済理論では資金調達コストが かからないとハイパーインフレが起きるが、今は逆にデフレのリスクが ある。バンコック氏は「こうした教科書を事実上、放棄することも可能 だ」と述べた。

同氏によれば、投資家の観点では景気循環に連動する株式はあまり 魅力がない。「われわれは足元の景気循環に影響されない銘柄の購入を 目指す」と語った。

金利が過去最低水準にある状況では、投資家は高過ぎる価格での購 入を余儀なくされるという。市場の流れで赤字企業の資産価格も押し上 げられているため、結果的に損失が生じることもあり得る。

原題:Asset Bubbles ‘Wherever We Look’ Unnerve Top Nordic Buyout Fund(抜粋)

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