ロシアの産金会社に「黄金時代」到来-ルーブル安でコスト低下

ロシアでは通貨ルーブルが下落し、原油価格 は5年ぶりの安値を付けた。米国と欧州による経済制裁が景気にブレー キをかけている。ロシアにとって金を採掘する好機だ。

金は通常ドル建てで価格設定され、人件費などの費用はルーブルで 支払われる。このため、ポリュス・ゴールド・インターナショナルなど ロシアの鉱山会社はルーブル下落による恩恵を受けている。世界的な景 気減速を背景に金需要が高まる中、金価格は今年に入って6%上昇して いる。

投資会社BCSフィナンシャル・グループ(モスクワ)によれば、 ロシアは中国に次ぐ世界2位の産金国であり、鉱山会社のコストは世界 で最も低くなっている。さらに、経済危機に伴って外貨準備高が減少す るのを抑制する取り組みの一環として、ロシア中央銀行は国内企業から 金を購入している。

BCSフィナンシャルの株式調査責任者、キリル・チュイコ氏は電 話インタビューで「利ざやという意味で今年はロシアの産金会社にとっ て過去最高の年になるかもしれない」と指摘。「インフレ率が2桁であ るにもかかわらず産金会社のコストは今年、最大25%低下する可能性が ある」と語る。

ただ、アルファ銀行(モスクワ)のチーフエコノミスト、ナタリ ア・オルロバ氏によると、金価格の上昇は先行き、これまでほどの力強 いペースでは続かない可能性がある。同氏は、ロシア中銀の金準備は十 分で、今後の購入は昨年と同様のペースでは増加しないとの見方を示し た。

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原題:Russia Gets Golden Gain as Ruble Drags Costs Down: Commodities(抜粋)

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