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【個別銘柄】中国電やソニー、九電工は高い、建機株は下落

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28日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

中国電力(9504):前日比6.6%高の1614円。2015年3月期の連結 営業利益予想を360億円から570億円に上方修正すると27日に発表。原油 価格の下落による原料費減を見込む。市場予想は468億円だった。

ソニー(6758):2.7%高の2824円。モバイル事業で約1000人を追 加削減すると関係者が匿名を条件にブルームバーグ・ニュースに明らか にした。すでに決定している人員削減と合わせ現在7000人規模の従業員 を約2000人減らす。モバイル事業の主な海外拠点は英国、スウェーデ ン、中国で、これらの国が削減対象に含まれるという。

九電工(1959):9.9%高の1582円。15年3月期の連結営業利益予 想を132億円から前期比2.2倍の160億円に上方修正する、と27日に発表 した。太陽光発電関連工事などの施工が順調だったほか、施工・品質・ コスト面の社内管理を一元化して、徹底した原価低減を推し進めたこと で工事採算性が向上した。

原油安恩恵銘柄:原油価格の急落で燃料費が安くなり海運や空運各 社の業績は計画を上回ったようだと28日付の日本経済新聞朝刊が報道。 4-12月期の連結営業利益は前年同期比3割増の900億円前後になった ようだと報じられたANAホールディングス(9202)は3.3%高の325.1 円。同期連結経常利益は前年同期比4割増の420億円前後のもようと報 道の川崎汽船(9107)は4.1%高の354円など。

建機株:コマツ(6301)2.3%安の2587円、日立建機(6305)0.4% 安の2488円など。建設・採鉱機械メーカー最大手の米キャタピラーが27 日発表した2015年通期の1株利益は4.75ドルの見通し。アナリストによ る予想平均6.69ドルを下回った。原油安によりエネルギー企業からの需 要減少が見込まれる。

日立国際電気(6756):8.1%安の1637円。15年3月期の連結営業 利益計画を160億円から前期比6%増の180億円に上方修正すると27日に 発表したが、市場予想の190億円には届かなかった。クレディ・スイス 証券では、第4四半期のエコ・薄膜(SPE)部門の利益が物足りない 印象で、ネガティブと指摘。

松井証券(8628):3.9%安の1014円。14年4-12月期の営業利益 は前年同期比25%減の164億円だった、と28日午前に発表。個人全体の 株式委託売買代金の減少で受入手数料収入が減った。また、期末配当計 画は1株20円とし、通期では40円と前期50円からの減配の見通し。

ホンダ(7267):1.6%安の3648.5円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券は投資判断を「中立」から「アンダーウエート」に、目標株 価を4000円から3550円に引き下げた。タカタ製エアバッグのリコール問 題に絡み消費者の買い控えが顕在化したと指摘。今期予想営業利益を会 社計画と同じ7700億円から6350億円、来期を8100億円から6500億円に引 き下げた。

日本海洋掘削(1606):3.5%高の4415円。インド石油天然ガス省 が行うメタンハイドレート・ボーリング調査で、海洋研究開発機構所有 のドリルシップ「ちきゅう」を使用して実施する掘削請負と関連サービ ス提供の発注内示を受けたと28日正午に発表。受注金額は8400万米ドル (約99億円)、作業開始は3月初旬で今後の収益貢献を見込む買いが膨 らんだ。

キューブシステム(2335):8.2%高の597円。14年4-12月期営業 利益は前年同期比48%増の7億1400万円だった、と28日午前に発表。金 融業では保険会社向け案件、流通業ではアパレル会社向け案件を中心に 受注拡大に注力、売り上げが1割以上伸びたことが寄与した。発行済み 株式総数の3.2%に当たる48万株、金額で3億円を上限にした自社株買 いも実施。業績堅調と株主還元が好感された。同社はシステムインテグ レーションサービスを展開。

日立キャピタル(8586):2.4%安の2397円。ゴールドマン・サッ クス証券では、会社側が27日午後に公表した第3四半期(14年10-12 月)決算は国内人員整理による特別損失計上の影響で想定以下、と分析 した。4-12月期の連結純利益197億円から算出した10-12月期は60億 円、同証では68億円とみていた。また、16年3月期業績は国際財務報告 基準(IFRS)を適用するとした点について、損益計算書(PL)面 で債権流動化に伴う時価評価益が認識されなくなるマイナスが大きい、 と指摘した。

キヤノンマーケティングジャパン(8060):3.3%高の2045円。14 年12月期の連結営業利益は、前の期比48%増の251億円だった。収益性 の高い製品やサービスなどが順調に推移、効率化による生産性向上など も寄与した。15年12月期は3.6%増の260億円を計画。MFP(複合機) やレーザープリンターの出荷台数の増加、金融業向けの個別システム開 発の順調な推移などを見込む。

ハウス食品グループ本社(2810):4.9%高の2311円。国内で香 辛・調味加工食品、健康食品の主力2事業が減収、運送・倉庫事業のコ ストが響き、27日に発表した14年4-12月期連結営業利益は前年同期 比2.5%減の82億9100万円だった。ただ、四半期ごとの推移は16億4100 万円、23億4000万円、43億1000万円と改善基調で、前期比4.3%増の100 億円とする通期計画の達成は可能とみられた。

クスリのアオキ(3398):4.9%高の8140円。1月の既存店売上高 は前年同月比8.8%増だった、と27日に発表。伸び率は15年5月期で最 大となった。客数、客単価とも増加した。

パナソニックデバイスSUNX(6860):5.2%高の836円。14年4 -12月期の連結営業利益は前年同期比39%増の35億2800万円だったと27 日発表。FA用センサーなど主力のセンシングコントロール事業で、国 内では自動車製造設備向け、海外では中国でのスマートフォン製造設備 向けの売り上げが伸びた。合理化効果と円安による為替差益を見込 み、15年3月期計画を38億円から前期比22%増の42億円に上方修正し た。期末配当も1株6円から10円に増額する。

栄研化学(4549):3.9%安の1854円。14年4-12月期の連結営業 利益は前年同期比14%減の21億6100万円だった。国内外で便潜血検査用 試薬などが伸び、売上高は3.2%増えたが、装置開発に関する研究開発 費の計上などが響いた。

エムスリー(2413):7.9%高の2370円。4-12月期の連結営業利 益は前年同期比20%増の123億円、と27日に発表。医療ポータル事業が 好調だった。三菱UFJモルガン・スタンレー証券は27日、10-12月期 は主力の医療ポータル事業をはじめ全事業が順調に進捗(しんちょ く)、今回の決算は株価にプラスの影響をもたらすだろうと分析した。

SMK(6798):11%高の504円。15年3月期の連結純利益見通し を25億円から前期比50%増の38億円に上方修正した、と27日に発表。円 安に伴う為替差益を計上した。

総合メディカル(4775):4.3%安の5760円。野村証券は27日、投 資判断を「買い」から「中立」に下げた。開業支援や医療モール開発は 順調だが、レンタルなどを中心に足元の業績がやや弱含んでおり、ベン チマークを大きくアウトパフォームしにくいと判断した。

--取材協力:佐野七緒.

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