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NY外為:ユーロ、安値から戻す-ギリシャ離脱懸念が和らぐ

更新日時

26日のニューヨーク外国為替市場ではユーロ が約11年ぶり安値から戻す展開。ギリシャ総選挙で急進左派連合 (SYRIZA)が勝利したものの、財政緊縮に反対しながらもユーロ 圏からは離脱しないとの見方が強まり、ユーロ買いが入った。

ロシア・ルーブルは大幅安。格付け会社スタンダード・アンド・プ アーズ(S&P)は同国の信用格付けをジャンク級(投機的等級)に引 き下げた。米連邦公開市場委員会(FOMC)が年内に利上げに動くと の観測からドルは対円で上昇した。FOMCは27日から2日間の日程で 定例会合を開く。

クレディ・スイス・グループの外為ストラテジスト、マット・ダー 氏は「ギリシャ情勢は私が考える最終地点には程遠いようだ。突然、全 ての債務をデフォルトさせるような状況にはない。安ど感からユーロ買 いが入っている」と述べた。

ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで前営業日 比0.3%上げて1ユーロ=1.1238ドル。一時は1.1098ドルと、2003年9 月以来の低水準をつけた。対円では0.9%高の1ユーロ=133円12銭。円 は対ドルで0.6%下落して1ドル=118円46銭。

対ドルの主要31通貨のうちルーブルが最も下げた。S&Pがロシア の格付けを1段階引き下げ、ジャンク級(投機的等級)の「BB+」に 引き下げると、下げ足を速めた。

スイス・フランは2.6%安。年初からの上昇率は10%と、主要31通 貨の中で首位。

ユーロ上昇

ユーロは主要16通貨の大半に対して上昇。SYRIZAのツィプラ ス党首は独立ギリシャ人党と連立で合意した。ギリシャ内務省の最新の 開票結果によると、絶対多数には2議席足りない。

連立の基盤が弱いものの、ツィプラス氏は、2010年5月以来受けて きた総額2400億ユーロの支援と引き換えに合意した緊縮プログラムの見 直しで国民からの明確な負託を得たことになる。

今後はギリシャの債務減免などの選挙公約を守りながら、金融支援 を継続させることが課題となる。

みずほ銀行のストラテジスト、シリーン・ハラジュリ氏(ニューヨ ーク在勤)は「市場はSYRIZAの勝利を反ユーロではなく反緊縮の 動きと捉えている。ギリシャではなく量的緩和がもっと大きな構図だ」 と語った。

米利上げ確率

ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によれば、FOMCは 今週の会合で政策金利を据え置くと予想されている。金利先物の動向に よると、10月の会合までに利上げを実施する確率は53%と、2014年末時 点の72%から低下している。

ブルームバーグ相関加重指数によれば、ユーロは年初から4.8%安 と、先進10通貨の中で最悪の成績。一方、円は4.6%、ドルは3.4%それ ぞれ上昇している。

原題:Euro Up From 11-Year Low on Fading Greek Exit Odds; Ruble Drops(抜粋)

--取材協力:三浦和美、Chikako Mogi、Kevin Buckland、Paula Sambo、David Goodman、Rachel Evans.

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