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【個別銘柄】欧州不透明感マツダ下落、航空電子や豊田合上昇

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26日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

マツダ(7261):前週末比4.1%安の2456円。ギリシャ総選挙で反 緊縮派の急進左派連合が圧勝したことを受けて、野村証券ではユーロが 下落し、欧州売上高比率が高い同社が売られている面があると指摘し た。また、24日付の日本経済新聞朝刊は2014年4-12月期連結営業利益 が1500億円程度になったもようと報じたが、市場予想1589億円(4-9 月実績1040億円に10-12月市場予想549億円を加算)は下回った。

日本航空電子工業(6807):5.2%高の3140円。クレディ・スイス 証券は目標株価を3150円から3800円に引き上げ、投資判断は「アウトパ フォーム」を継続した。設備投資増強による償却費負担増加などをこな し、来期も大幅増益を予想した。16年3月期の連結営業利益予想を299 億円から322億円に上方修正。15年3月期は247億円と会社計画217億円 を上回ると試算。

豊田合成(7282):4.6%高の2593円。ホンダは北米で発売する新 型「アコード」に豊田合成のエアバッグを採用したとロイター通信が報 じた。事情に詳しい関係者2人を引用した。エアバッグ欠陥による大量 リコール(無料の回収・修理)を起こしたタカタ(7312)は6%安 の1419円と反落。

国際石油開発帝石(1605):1.4%安の1321円。23日のニューヨー ク商業取引所(NYMEX)のWTI先物3月限は前日比1.6%安の1 バレル=45.59ドルで終了した。また、クレディ・スイス証券では原油 価格の下落に歯止めはかかっておらず、底入れと呼ぶことは危険と指 摘。原油価格の見通しを引き下げ、同証による業績予想を下方修正し た。目標株価は1765円から1655円に引き下げた。

明治ホールディングス(2269):3.6%高の1万2400円。みずほ証 券は投資判断を「買い」、目標株価を1万4600円で調査を開始した。経 営トップ主導のROE改善が株式市場の評価を集めるカルビーの後続企 業として、バリュエーションに評価余地があると指摘。4月からの食品 機能性表示の規制緩和により、旧・明治製菓と旧・明治乳業が経営統合 した同社が食品と医薬品の中間領域でメリットを享受する局面を迎えた と分析した。

日揮(1963):2%高の2433円。マレーシアのペトロナスLNGコ ンプレックスの貯蔵・出荷設備拡充に係わる設計、機材調達、建設工事 などの受注が内定したと26日午前に発表した。受注金額は600億円。

SUMCO(3436):5.1%高の1925円。半導体ファウンドリー (受託生産)最大手、 台湾積体電路製造(TSMC)の強い設備投資 計画などを受けて、ウエハーの好需給期待が高まっている、とSMBC 日興証券の竹内忍アナリストは分析した。また、東海東京調査センター の中原周一アナリストも、ウエハー専業メーカーとしてのSUMCOに 人気が集まっているのではないかとの見方を示した。

JSR(4185):12%高の2139円。15年3月期の連結営業利益予想 を従来の380億円から前期比11%増の400億円に上方修正すると26日午後 に発表した。半導体材料やディスプレイ材料の販売が好調、円安も利益 を押し上げる。14年4-12月期営業利益は前年同期比19%増の304億円 だった。

カブドットコム証券(8703):7.7%高の640円。期末配当予想を記 念配8円含み1株当たり23円にすると23日に発表。前期実績の18円から 増配となる。

レーザーテック(6920):13%高の1432円。14年7-12月期(上期) の営業利益速報値は従来計画の5億円から上振れ、前年同期比2.1倍 の17億5100万円になったと23日に発表。製品構成の変化や固定費の抑 制、外貨建て輸出製品の売り上げ増加などが寄与した。

ドリコム(3793):8.1%高の1945円。4-12月期の連結営業利益 速報値は3億2400万円と23日に発表。従来計画2億8400万円を上回っ た。5月などにリリースした他社配信のアニメ版権ゲームが堅調に推 移、売上高が予想を上回った。

東光(6801):3.8%安の333円。14年12月期の連結営業利益速報値 は前の期比20%減の27億円と23日に発表。従来計画の35億円を下回っ た。

ワコム(6727):4.3%高の508円。クレディ・スイス証券では、第 3四半期決算時に「ギャラクシーノート4」向けデバイス事業の下振れ が織り込まれれば、当面の悪材料出尽くしに繋がると指摘。16年3月期 以降は販売管理費(SG&A)の増加ペース低下やブランド製品の安定 成長などで増益基調へ回帰するとし、同証による16年3月期営業益予想 は63億円、今期は50億円とした。目標株価は380円から450円に引き上げ た。バリュエーションに割安感ないとして投資判断は「アンダーパフォ ーム」を継続。

さくらインターネット(3778):7.2%高の640円。15年3月期の営 業利益予想を6億9000万円から9億円に上方修正する、と23日に発表。 前期比では6.2%の減益予想から一転22%増益となる。

フェヴリナホールディングス(3726):11%高の324円。2月1日 付で東証マザーズから2部に変更になる、と23日に発表。知名度と信頼 性向上を見込む買いが入った。同社は化粧品や健康食品を中心に 通信販売を手掛ける。

ルック(8029):4.3%安の223円。海外ブランド「トリーバーチ」 の独占販売契約を7月末で終了する、と23日に発表した。14年12月期の 同社売上高予想450億円に占めるトリーバーチ商品の割合は15%の67億 円で、今後の業績への悪影響が懸念された。

バリューHR(6078):16%安の1167円。連結子会社の旅行事業 (外販部門)で14年12月期に架空の売り上げと仕入れ計上があったこと が発覚、同期売上高について400万円程度の減額が想定されると23日に 発表。特別調査委員会を設置、事実関係と会計処理の調査を開始すると しており、経営管理の不備、今後の業績修正のリスクを懸念する売りに 押された。

--取材協力:佐野七緒.

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