中国のインターネット金融の一角を担い、急 拡大している「ピアツーピア(P2P)」融資業界で破綻が増えてい る。当局に対し規制強化を求める圧力が高まる可能性もある。

中国の1500余りのオンライン融資サイトを調べている盈燦グループ によれば、破綻もしくは返済困難に陥ったP2P融資プラットホームの 数は2014年に275と、前年の76から急増した。警察は先月、新浪を通じ た2つの資産運用商品をめぐり違法資金調達の疑いで捜査を開始した。

P2P融資は、株式投資から住宅・自動車購入に至る活動のための 新規資金を求める個人や中小企業と投資家を仲介するサイトを通じ行わ れる。

盈燦は、オンラインP2P融資が昨年ほぼ300%増の170億ドル(約 2兆円)になったと試算。中国政府は今のところ、この金融イノベーシ ョンの賜物であるP2P融資業界をほとんど規制していない。資金調達 手段の拡充に伴う利点を投資家が損失を被る可能性より重視しているた めだ。

上海に本社を置く盈燦の徐紅偉最高経営責任者(CEO)は、「規 制当局はジレンマに陥っている。厳し過ぎる規制を導入すればP2Pサ イトの破綻拡大につながる恐れがある。当局があまりに寛容なら、状況 が悪くなった際に批判の矢面に立たされるだろう」と述べた。

盈燦によると、100万人を超える中国人投資家が昨年、こうしたプ ラットホームを経由し融資を提供。その数は13年の4倍近い。同社は今 月のリポートで、与信残高が1036億元(約2兆円)と、13年の268億元 から急増したと指摘した。

原題:Risks Multiply in China’s Online Loan Sites as Regulators Watch(抜粋)

--取材協力:Jun Luo、Russell Ward.

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