ギリシャ、もはやユーロ圏への脅威でない-独メルケル首相側近

今月下旬のギリシャ総選挙後に同国で政治が 混乱しても、ユーロ圏全体の安定にもはや脅威ではない-。ドイツのメ ルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の幹部、ミヒャエル・ フックス議員はこうした認識を示した。

フックス議員は7日、ブルームバーグテレビジョンのインタビュー で、域内債務危機がピークを迎えてから「欧州の状況は非常に大きく変 わった」とし、「ギリシャはもはやシステム上あまり重要ではない。だ から私は他国についても懸念しない」と述べた。

ギリシャのユーロ圏残留に疑問符が付いたのは、今月25日の総選挙 を前に世論調査で野党の急進左派連合(SYRIZA)がリードしてい るため。同党はギリシャが救済受け入れの条件として同意した緊縮策に 終止符を打つとしている。欧州諸国は危機再発を回避するため、基金な どを含めさまざまな措置を講じてきた。

独紙ビルトは7日、独政府がギリシャのユーロ圏離脱や銀行破綻と いったシナリオを想定していると伝えた。ザイベルト独政府報道官は記 者団に対し、メルケル政権の「政治指導部」で「ギリシャ離脱の青写 真」は検討されていないと述べた。

フックス議員はギリシャが改革路線を継続するかどうかは同国の国 民と次期政権次第だと述べた上で、「もし改革に後ろ向きとなれば、ギ リシャ政府にわれわれがこれ以上の資金を提供しないことを確信してい る」と続けた。

原題:Merkel Ally Says Greece No Longer Threat to Euro’s Stability (1)(抜粋)