米国株(31日):下落、S&P500種は月初来の上げ消す

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31日の米国株相場は下落。S&P500種株価 指数は月初来の上げを消す格好となった。

S&P500種株価指数は前日比1%安の2058.90。年間では11%上昇 した。ダウ工業株30種平均はこの日160ドル(0.9%)下げて17823.07ド ル。米証券取引所全体の出来高は約52億株と、3カ月平均を25%下回っ た。年明けは1月2日から取引が再開される。

パイオニア・インベストメント・マネジメントのファンドマネジャ ー、ジョン・キャリー氏(ボストン在勤)は「年末最後の数日はトレー ディングの変動が大きくなる可能性がある。12月31日は確実にそうだ。 市場参加者はポートフォリオを組み直す最後の機会だと分かっているか らだ」と指摘。「年明け2日からまた新たなスタートを切ることになろ う」と続けた。

S&P500種は今月0.4%下落。12月が下落となるのは2007年以降で 初めて。S&P500種の公益株指数は1.8%安。このほかテクノロジーや 金融、生活必需品関連も大きく下げた。

ダウ平均ではシスコ・システムズやユナイテッドヘルス・グルー プ、メルクの下げが目立った。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)はこの日21%上昇し19.20。これで4営業日連続での上昇と なった。

経済指標と株式相場

この日発表された先週の米週間失業保険申請件数は前週比で増加し た。増加は5週間ぶり。年末の休暇シーズンで季節調整が困難になって いる。別に発表された11月の米中古住宅販売成約指数は上昇した。

コンパス・キャピタル(チューリヒ)の創設者ベネディクト・ゲー テ氏は電子メールで、「米国の株価指数は過去最高値付近にあり、他の 多くの先進国のパフォーマンスを上回っている。またセンチメントを測 るさまざまな調査では極めて強い楽観が示されている」と指摘した。

米株式市場調査・資産運用会社ビリニー・アソシエーツのラズロ ー・ビリニー社長は、米国株は来年、7年目の強気相場に突入すると予 想している。ビリニー氏の株式予想は2009年以降、ほぼ的中している。

ビリニー氏はブルームバーグラジオのインタビューで、S&P500 種株価指数は「長くて持久力のある強気相場」に入っていると述べた。 同氏は今年2月、S&P500種が第2四半期に1900に達すると予想、7 月の時点では年末までに2100をつけるだろうと述べていた。

ダウ平均は年間ベースで6年連続高。先週は初めて1万8000ドルを 上回った。小型株で構成するラッセル2000指数はこの日、一時過去最高 値を付けたが、その後下げに転じた。

8指数が年間ベースで上昇

S&P500種の業種別10指数を見ると、年間では8指数が上昇。公 益株の指数は24%高と最大の上げ。一方で原油価格の急落が影響し、エ ネルギー株の指数は今年10%安と08年以降で最大の下げとなった。

S&P500種が年間ベースで3年連続高となった一方、米国を除く MSCIオールカントリー世界指数は6.3%下落した。

原題:U.S. Stocks Decline From Records as S&P 500 Erases Monthly Gain(抜粋)

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