14年の原油、08年以来の大幅安-OPECと米勢がシェア争い

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2014年の原油相場は年間ベースで08年の世界 的な金融危機後で最も大きく下落した。供給過剰の中でシェールブーム に乗る米国の石油各社と石油輸出国機構(OPEC)加盟国が激しいシ ェア争いを演じていることが背景だ。

ニューヨーク原油先物の指標ウェスト・テキサス・インターミディ エート(WTI)は14年12月31日の取引を約5年ぶりの安値で終え、年 間下落率は46%となった。原油やガソリンの在庫が季節の過去最高水準 に達する一方、OPECの12月の産油量は、7カ月連続で生産目標を超 えた。

タイチェ・キャピタル・アドバイザーズの商品ファンドマネジャ ー、タリク・ザヒール氏(ニューヨーク在勤)は、「シェール革命、そ れにOPECの盟主であるサウジアラビアが価格下支えの減産を拒否し たことが原油急落の真の理由だ。誰も市場シェア争いで譲らない」と述 べた。

OPECはウィーンで14年11月27日に開いた総会で、生産目標を日 量3000万バレルに維持することを決めた。ブルームバーグの調査によれ ば、OPECは12月、日量3024万バレルの原油を生産。11月の3036万バ レルからは減少した。

原題:Oil Drops Most Since 2008 as OPEC Battles Shale for Market Share(抜粋)

--取材協力:Heesu Lee、Sharon Cho、Nafeesa Syeed、Mark Shenk、Mario Parker.

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