【個別銘柄】エボラ熱関連下落、東レは堅調、アダストH急騰

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30日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

エボラ出血熱関連:医療分野の防護服を手掛けるアゼアス(3161) は前日比13%安の629円、クリーンルームや入室管理機器などを販売す る日本エアーテック(6291)は8.8%安の722円。厚生労働省は29日夜、 西アフリカのシエラレオネに滞在歴がありエボラ出血熱への感染が疑わ れた東京都の30代男性は検査の結果、陰性だったと発表した。厚労省が 感染の疑いがあると発表したことを受けて29日の取引で両銘柄はいずれ もストップ高まで急上昇していた。

東レ(3402):3.3%高の968円。独BMWに軽量素材の炭素繊維を 供給すると30日付の日本経済新聞朝刊が報じた。300億円を投じメキシ コ工場の生産能力を倍増するという。同紙はまた、4-12月期の連結営 業利益が前年同期比12%増の840億円程度になるもようと報道。航空機 向けを中心に炭素繊維の出荷が増えているほか、自動車向けの特殊樹脂 などの売り上げが好調としている。

アダストリアホールディングス(2685):14%高の3160円。3-11 月期の連結営業利益は前年同期比4.6%増の56億1800万円だったと29日 に発表。トリニティアーツの連結子会社化で大幅増収となったほか、適 正な売価コントロールにより前年同期並みの売上総利益率を維持したこ となどが奏功した。

ALSOK(2331):0.6%高の2926円。野村証券は29日付で目標 株価を3000円から3600円に引き上げた。高採算の機械警備事業の伸長で 収益性向上が続くと指摘。常駐警備の経費増も一服し、安否確認などそ の他事業も順調に拡大していると分析した。同証による2015年3月期の 連結営業利益予想を236億円から247億円(会社計画278億円)、来期 を283億円から289億円にそれぞれ上方修正した。投資判断は「買い」を 継続。

日本郵船(9101):0.9%安の342円。米国司法省との間で、自動車 の海上輸送について、米国反トラスト法に違反した事実を認め、罰 金5940万ドル(約70億2300万円)を支払うことなどを内容とする司法取 引に合意した、と30日に発表。この金額を第3四半期決算で特別損失に 計上。通期業績については詳細な数値を精査中で確定次第、速やかに開 示する。

日本マイクロニクス(6871):1.5%高の3470円。15年9月期は液 晶パネル検査装置などの装置事業が4期ぶり黒字になるもようと30日付 の日本経済新聞朝刊が報道。液晶検査装置の市場は縮小傾向だが、製品 の絞り込みや他事業への人員シフトなどで採算を改善させる、という。 前期の同事業は6900万円の赤字だった。

ケーヒン(7251):1.1%高の1795円。CLSAは新規に投資判断 「アウトパフォーム」を付与し、目標株価を2000円とした。15年3月期 の連結営業利益は250億円(会社計画220億円)、来期は295億円と試算 した。

一六堂(3366):0.7%高の440円。3-11月期の連結営業利益は前 年同期比59%増の2億1600万円だったと29日に発表した。主力の和食居 酒屋業態「天地旬鮮 八吉」を中心に主に東京都内のビジネス街に店舗 展開を進め、同業他社と営業戦略で差別化を図った。

ヤマザワ(9993):0.9%安の1659円。3-11月期の連結純損益 は2400万円の赤字に転落したとと29日に発表。前年同期は1億3300万円 の黒字だった。減損損失計上などが響いた。

三井海洋開発(6269):0.4%高の2038円。新規受注したブラジル の国営石油会社ペトロブラス向けの海底油田開発プロジェクトが、15 年12月期に営業利益で20億円弱の上積み要因となりそうと30日付の日経 新聞が報道。

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