ギリシャ首相、打倒野党に残された時間は4週間-来月総選挙

ギリシャのサマラス首相は、自らが定めた経 済政策を継続するよう議会を説得できなかった。有権者を納得させるた めに残された時間は4週間を切っている。

サマラス首相は30日、アテネでパプリアス大統領と会談し、来年1 月25日の総選挙実施を要請する。同首相が欧州債務危機の震源地となっ たギリシャをリセッション(景気後退)から脱出させたことは、ギリシ ャ救済策に伴う財政緊縮措置の撤廃を求める野党の急進左派連合 (SYRIZA)の世論調査でのリードを切り崩す材料となる。

カディール・ハス大学(イスタンブール)国際関係学部のディミト リオス・トリアンタフィロウ准教授は電子メールで、「総選挙は必ずし もSYRIZAに有利な状況で実施されるわけではない」と指摘。「一 部のマクロ経済指標は久しぶりに実質的に明るい内容となった」と説明 した。

ギリシャは今年、6年にわたるリセッションを脱した。救済策に伴 う財政緊縮措置はリセッションを悪化させる要因となっていた。サマラ ス首相が財政赤字圧縮に成功したことで同国は2010年以来の国債発行を 実施したが、その後は政治への不安感から利回りが上昇し、再び市場が 閉ざされている。

原題:Samaras Has Four Weeks to Trump Syriza on Greek Economic Vision(抜粋)

--取材協力:Paul Tugwell、Antonis Galanopoulos、Christos Ziotis、Jonathan Stearns、Eleni Chrepa、James G. Neuger.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE