欧州株:ほぼ変わらず-ギリシャ株急落、1月総選挙の運びで

29日の欧州株式相場は前営業日からほぼ変わ らずとなった。ギリシャのサマラス首相が3回目で最後となる大統領選 出投票で十分な票を集められなかったことから解散総選挙が実施される 運びとなり、同国の株価指数は大きく下げた。

指標のストックス欧州600指数は0.1%高の344.27で終了。一時 は0.8%下げた。ギリシャのアテネ総合指数は3.9%下落。一時は11%安 と、西欧18カ国の主要株価指数の中で最もきつい値下がりとなった。イ タリアとスペインの株価指数も連れ安となった。

フランクフルト・トラスト・インベストメントのファンドマネジャ ー、ライムント・ザクシンガー氏は電話インタビューで、「ギリシャと ユーロ圏にとって悪いニュースだ」とし、「次の注目材料は、向こう数 週間における選挙活動と世論調査の動向だ」と語った。

ストックス600指数の月初来下落率は0.9%で、このままいけば12月 としては2008年以降で初のマイナスとなる。アテネ総合指数のこの日の 終値は13年7月以来の安値。

サマラス首相が推すスタブロス・ディマス元欧州委員の大統領選出 は、賛成票不足で承認されなかった。同国憲法の規定によって議会は解 散、総選挙が行われる。反緊縮の急進左派連合(SYRIZA)が勝利 すれば、欧州単一通貨ユーロをリスクにさらし、欧州中央銀行 (ECB)の債券購入計画にも影響を及ぼす可能性がある

欧州株式市場はクリスマスとボクシングデーのため25、26日は休場 だった。ブルームバーグがまとめたデータによれば、この日の出来高 は30日平均を35%下回った。

ギリシャとイタリア、スペインの銀行株の下げが目立った。ギリシ ャ・ナショナル銀行とユーロバンク・エルガシアスが大きく売られた。

一方、資源銘柄は1.6%上昇し、業種別19指数の中で最大の値上が り。リオ・ティントは2.7%、BHPビリトンは2.8%それぞれ上げた。 ヘルスケア銘柄指数は0.6%高となった。

原題:Europe Stocks Little Changed as Greece’s ASE Declines After Vote(抜粋)

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