ギリシャ債が下落、総選挙実施の運びで-ドイツ債は値上がり

29日の欧州債市場ではギリシャ国債が下げ、 3年債利回りは7月の発行以来の高水準に達した。サマラス首相が3回 目で最後となる大統領選出投票で十分な票を集められなかったため、議 会解散・総選挙の運びとなったことが背景にある。

ギリシャ議会での投票結果を受けてイタリア国債も下落、ギリシャ 株は急落した。同国憲法の規定によって議会は解散され、サマラス首相 は1月25日の選挙実施を求めると述べた。安全資産需要から、ドイツ10 年債利回りは過去最低を更新。オーストリアとオランダの国債利回りも これまでの最低に達した。

DZバンク(フランクフルト)のユーロ圏市場ストラテジー責任 者、ダニエル・レンツ氏は「解散総選挙の結果は全く分からない」とし た上で、「悪材料の多くは織り込まれてきているので、12%台の3年債 利回りがこの先どんどん上昇していくことはないと思う」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、ギリシャ3年債利回りは190ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の12.09%。一時は12.21%と、 銀行団を通じて発行された7月以来の高水準となった。同国債(表面利 率3.375%、2017年7月償還)価格はこの日、3.51下げ81.805。10年債 利回りは9.85%に達し、13年9月以降で初めて9.5%を突破した。

イタリア10年債利回りは4bp上昇の1.98%。同年限のスペイン債 利回りは1.72%まで上昇した後、ほぼ変わらずの1.67%になった。

ドイツ10年債利回りは0.541%まで下げ、ブルームバーグが1989年 にデータ集計を始めて以来の最低を付けた。2年債利回りはマイナ ス0.099%と、これもこれまでの最低に達した。

原題:Greek Bonds Slump on Election Risk Fueling Gains in German Bunds(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE