インドネシアなど東南アジア諸国の当局は29 日、インドネシアのスラバヤからシンガポールに向かう途中で消息を絶 ったエアアジア機の捜索を再開した。同機には乗客155人、乗員7人が 搭乗していた。

エアアジア8501便の捜索は28日に10時間行われたが何の手掛かりも なく、インドネシア当局は視界不良のため、いったん捜索を中止してい た。エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者(CEO)は 記者会見で、「非常にショックを受けているが、まだ何が起きたか分か っていない」と語った。

インドネシア航空運輸当局者によれば、8501便が3万2000フィート の高度で飛行中に操縦士から雲を避けるため高度を上げたいとの要請が あった。交信が途絶えたのはカリマンタン島ポンティアナックとブリト ゥン島タンジュンパンダンの間の空域。同国のジョナン運輸相によれ ば、当局は当初、ベリツング島周辺を中心に捜索していた。

オーストラリアは、墜落機のデータレコーダーから緊急信号を拾い 上げることができる米ロッキード・マーチン製の哨戒機「P-3オライ オン」を派遣。シンガポールとマレーシアは捜索活動を支援しているほ か、エアバスは専門家2人をジャカルタに派遣した。8501便はエアバス A320-200の機体を使用している。

事故データを追跡するアビエーション・セーフティー・ネットワー ク(ASN)によると、エアアジアには10年余りの運航歴があるが、こ れまで死亡墜落事故は起きていない。

乗客155人の内訳は大人138人、子ども16人、乳児1人。エアアジア の発表によると、乗員・乗客の国籍はシンガポール人、マレーシア人、 フランス人、英国人がそれぞれ1人、韓国人3人、インドネシア人 が155人。エアアジアはマレーシアの格安航空会社で、8501便はインド ネシアの子会社が運航していた。

原題:Air Search Resumes for Missing AirAsia Jet Carrying 162 People(抜粋)

--取材協力:Niluksi Koswanage、Michael S. Arnold、Rina Chandran、Sharon Chen、Linus Chua、Shamim Adam、Jim McDonald、Tim Culpan、Allen Wan、Rieka Rahadiana、Weiyi Lim、Chong Pooi Koon.

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