ソニー「ザ・インタビュー」300超の劇場で公開-無事に上映

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (SPE)のコメディー映画で北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺計画を題 材にした「ザ・インタビュー」が、クリスマスの25日に米国の一部の映 画館で限定公開された。この作品は北朝鮮の関与が指摘されるサイバー 攻撃のきっかけとなり、テロ実行をほのめかす脅迫がウェブサイトに書 き込まれたが、劇場には多くの観客が詰め掛け、これまでのところ上映 は無事に行われている。

SPEによれば、ザ・インタビューは300を上回る映画館で公開さ れた。同社はこれに先立ち、米グーグルのオンラインストア「グーグ ル・プレイ」などウェブサイトでの購入やレンタルも可能だと発表し た。広報担当のジーン・ゲラン氏は電子メールで、興行収入の推計が判 明するのは26日午前以降になると説明した。

SPEはテロをほのめかす脅迫を受けて、いったんは映画の公開中 止を決めたが、オバマ米大統領や共和党全国委員会がこれを批判したこ とで、「言論の自由」という政治スローガンの問題となった。これほど 巨額の製作費を投じた映画が、劇場とオンラインで同時に公開されるこ とは珍しく、「悪評も宣伝のうち」というショービジネスの長年の金言 が試されることになる。

ザ・インタビューが無事公開される一方、ソニーのゲームコンテン ツのインターネット配信サービス「プレイステーションネットワーク (PSN)」と米マイクロソフトの「X boxライブ」に接続障害が 発生し、「リザード・スクワッド」を名乗るハッカー集団が関与を認め る声明を出した。ハッカーらは自分たちの声明のツイートをユーザーが 再投稿し、今回のサイバー攻撃に注意を喚起すれば、オンラインサービ スへの攻撃を停止するとしている。

原題:Sony’s ‘The Interview’ Packs Theaters Without Promised Violence(抜粋)

--取材協力:Andrea Wong.

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