人民元:NZドルなど3通貨とフォワード取引-29日開始

中国は人民元のフォワード・スワップ取引に マレーシア・リンギットとロシア・ルーブル、ニュージーランド (NZ)ドルを加える。新興国市場のボラティリティ(変動性)が高ま る中で為替リスクの軽減を図る。

中国外国為替取引システム(CFETS)がウェブサイトに26日掲 載した声明によれば、3通貨とのフォワード・スワップ取引は29日開 始。これで銀行間の為替市場で人民元とスワップ取引を行うのは計11通 貨となる。

ルーブルが今月に入り、過去最安値を更新したことで新興国の資産 が売られ、為替のボラティリティも急激に高まった。中国は世界の貿易 と金融で米ドルの代替通貨として人民元の国際化に取り組んでおり、人 民元のフォワード・スワップ取引を拡大している。ブルームバーグの集 計データによれば、マレーシアとロシアはそれぞれ中国にとって第8位 と9位の貿易相手国になっている。

HSBCホールディングスのシニア為替ストラテジスト、王菊氏 (香港在勤)は、「これで企業はより良いヘッジ手段を持つことにな る。為替取引も効率化する」と指摘。「新興国市場の為替ボラティリテ ィを考えると、中国は人民元のグローバル化や資本勘定の開放を止める ことはない」と述べた。

原題:China Extends Forwards, Swaps Trading to Three More Currencies(抜粋)

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