「ザ・インタビュー」のコスト回収困難か-オンライン配信でも

視聴した番組の本数や時間に応じて課金する ペイパービュー(PPV)方式の経済モデルでは、ソニー・ピクチャー ズエンタテインメントは映画「ザ・インタビュー」の製作および宣伝に 投じたと推定される8000万ドル(約96億円)を回収できるほど十分な収 入を得られそうにない。

ソニーは24日、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺計画を題材にしたコ メディーである同作品を米グーグルのオンラインストア「グーグル・プ レイ」や動画共有サイト「ユーチューブ」、マイクロソフトの「Xbo xビデオ」や自社の www.seetheinterview.com といったサイトでレ ンタルや購入ができると発表した。

5人家族が自宅で「ユーチューブ・ムービー」のオンラインレンタ ルサービスを利用して「ザ・インタビュー」を視聴すると5.99ドルに対 し、映画館に行けば50ドル以上の支出となる。BTIGのアナリスト、 リッチ・グリーンフィールド氏によれば、典型的なビデオオンデマンド (VOD)サービスでは視聴料のうち映画制作会社の受け取りは最大7 割と、映画館オーナーと折半するよりも取り分が大きい可能性がある。 ソニーは条件についてコメントを控えた。

25日には300余りの映画館で封切られるが、ソニーが当初予定して いた数を考えると興行収入に大きな寄与は見込めない。映画業界が 「ザ・インタビュー」などの映画で幅広く公開すると言う場合は通 常、3000以上の映画館で上映される。

原題:Pay-Per-View Economics May Not Add Up for Sony’s ‘The Interview’(抜粋)

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