米国株:ほぼ変わらず、取引終了間際に上げ幅失う-短縮取引

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24日の米株式相場はほぼ変わらず。主な株価 指数は取引終了前の数分間で上げ幅を失った。前日までの5日連続の上 昇局面でダウ工業株30種平均は初めて1万8000ドル台に乗せていた。

S&P500種株価指数は前日比0.1%未満下げて2081.88で終了。一 時は0.3%上昇した。ダウ工業株30種平均は6.04ドル高い18030.21ド ル。小型株で構成するラッセル2000指数は0.4%上昇。一時はこれまで の終値ベースでの最高値を超える場面もあった。ナスダック・バイオテ クノロジー指数は3日ぶりに反発。

取引終了間際の2分間にS&P500種は3ポイント余り下落、ダウ 平均は約25ドルを失った。クリスマスイブに当たるこの日は午後1時ま での短縮取引。クリスマスの祝日の25日は休場となる。

エイムド・キャピタル(ミュンヘン)のダニエル・ウェストン最高 投資責任者(CIO)は「今週はダウ平均が初めて1万8000ドル台に乗 せたが、今年に入ってからの地政学的な混乱を考えれば、ほとんどの予 想を上回るものだ」と述べた。

先週の米週間失業保険申請件数は前週比で減少し、市場予想も下回 った。労働省が24日発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済 み)は前週比で9000件減少して28万件。これは11月初め以来の低水準。

2009年3月に始まった5年に及ぶ強気相場では、ダウ平均は 約175%上昇した。S&P500種は同じ期間に3倍超となった。

ETFに資金流入

米連邦公開市場委員会(FOMC)が声明を発表した17日以降、 S&P500種に連動した上場投資信託(ETF)には過去最高の資金が 流入した。SPDR・S&P500ETFトラストには17-23日に250億ド ル余りの資金が流入。5日間の流入額としてはデータが残る2000年以降 で最大となった。

シティグループの米国株担当チーフストラテジスト、トビアス・レ ブコビッチ氏は「過去数日の相場展開は素晴らしい。1年のこの時期に あって流動性が少ないことが一因だが、抵抗線が上がったきたことも関 係している」と語った。

ラッセル2000指数は今年、底堅さを示している。9月初旬からの5 週間にわたる11%の調整局面から回復。10月13日に付けた1年ぶりの安 値からは15%戻している。

ただ、ラッセル2000は年初来では3.7%高と、S&P500種に後れを 取っている。ダウ平均は年初来で8.8%上昇。

バイオ株

ナスダック・バイオテクノロジー指数は前日までの2日間に6.9% 下落した後、この日は1.6%戻した。

医療保険会社や薬剤給付管理会社(PBM)が医薬品コストを抑制 するとの懸念からバイオ株はこのところ軟調だった。PBMのエクスプ レス・スクリプツ・ホールディングが22日にギリアド・サイエンシズの C型肝炎治療薬を承認薬リストに加えなかったことが売りを誘った。前 日までの2日間に18%下げていたギリアドはこの日、2.1%戻した。

原油先物相場の下落を背景に、ダウ平均の構成銘柄ではエクソンモ ービルが最も下げた。

原題:S&P 500 Erases Gain in Final Minutes After 5-Day Rally to Record(抜粋)

--取材協力:Jonathan Morgan.

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