米国債:週間ベースで2週連続安、来年の米利上げ見通しで

更新日時

24日の米国債は週間ベースで2週連続安に向 かっている。米国で経済成長のペースが加速している兆候が示され、投 資家は米金融当局が2015年半ばまでに利上げするとの見方を強めた。

10年債利回りは2週間ぶり高水準をつけた。先週の失業保険申請が 前週比で減少したことに反応した。この日は7年債入札(290億ドル) で海外の中央銀行を含む間接入札者の需要が2010年12月以来の高水準を 示すと10年債利回りはこの日の上げの相当部分を消した。

FTNの機関債リサーチの責任者、ジム・ボーゲル氏は、「市場で は米当局による利上げ時期の前倒しを織り込みつつあるようだ」と述 べ、「米国債は他国と比べて今後も値下がりする」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後2時現在、10年債利回りはほぼ変わらずの2.26%。同年債(表面利 率2.25%、償還期限2024年11月)価格は99 7/8。利回りは今週、10bp 上昇し、12月8日以来で最高の2.30%をつけた。

米証券業金融市場協会 (SIFMA)の勧告により、この日の米 国債は午後2時までの短縮取引。25日はクリスマスの祝日で休場。

この日の入札で、間接入札者の落札に占める比率は56.5%をつけ た。過去10回の平均値は45.5%となっている。

年初来のリターン

ブルームバーグ米国債指数によると、年初からの米国債リターン は5.5%。2011年以来で最高のペースとなっている。

商務省が前日発表した7-9月(第3四半期)実質国内総生産 (GDP、季節調整済み、年率)確定値は前期比5%増と、ブルームバ ーグがまとめたエコノミスト予想値の上限を上回る伸びだった。

フィデリティ・インベストメント・マネジメントのグローバルエコ ノミスト、アナ・スタプニツカ氏は、「GDPは素晴らしい結果だっ た」と述べ、「米国経済は来年も明るさを保つだろう。経済は潜在成長 率を上回るペースで拡大するとみている」と続けた。

米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数(季節調整済み) は前週比で9000件減少して28万件。これは11月初め以来の低水準。ブル ームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は29万件だっ た。

イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は17日、景気改善に 伴い来年利上げする方向にあることを示唆した。金融当局は2008年12月 からフェデラルファンド(FF)金利誘導目標を0%から0.25%のレン ジで据え置いている。

金利先物市場の取引動向によると、2015年9月までに政策金利が引 き上げられる確率は68%。米連邦公開市場委員会(FOMC)が声明を 発表する前日の16日は53%だった。

入札結果

7年債入札の結果によると、最高落札利回りは2.125%。ブルーム バーグがまとめた入札直前の市場予想は2.120%。投資家の需要を測る 指標の応札倍率は2.39倍と2013年11月以来の低水準、過去10回の平均値 は2.56倍だった。

ユナイテッド・ネーションズ・フェデラル・クレジット・ユニオン (ニューヨーク)の最高投資責任者(CIO)、クリストファー・サリ バン氏は「平均的な入札だった」と述べ、「銀行や機関投資家など市場 参加者の多くが休暇を取っている中での入札であることを考えると、悪 くない結果だ」と続けた。

原題:Treasuries Head for Second Weekly Loss on Fed Rate Speculation(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE