北米エネルギー産業の拠点、不動産市場も鈍化か-原油下落で

原油価格が5年ぶりの安値に下落したことに より消費者が恩恵を受ける一方、リースと建設の需要が後退し、北米で 最も高いパフォーマンスを挙げている商業不動産市場の一部が打撃を受 けるとの懸念が高まっている。

不動産価格の高騰による恩恵を受けてきたヒューストンやカナダの カルガリー、ノースダコタ州ウィリストンなどエネルギー産業が中心と なっている不動産市場が、原油価格が6月以降45%下落したことにより 鈍化する可能性がある。エネルギーに関連する地域の不動産が多くを占 める米カズンズ・プロパティーズやカムデン・プロパティー・トラスト などの不動産信託はパフォーマンスが低下している。

商業用不動産サービス最大手CBREグループでテキサス州の調 査・分析担当ディレクターを務めるサラ・ルトレッジ氏は電話インタビ ューで「特にエンジニアリングの分野で多くの人々が採用されているヒ ューストンで雇用が鈍るのは間違いないだろう」と指摘。影響が表れる までには「しばらく時間がかかる」との見方を示した。

CBREによれば、ヒューストンでは昨年、エネルギー業界がオフ ィス関連のリース面積の64%を占めた。

原題:Oil Plunge Sparks Concern of Real Estate Slowdown in U.S. Hubs(抜粋)

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