ソニー「ザ・インタビュー」25日に一転公開-約300の劇場で

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ソニー・ピクチャーズエンタテインメント (SPE)は、北朝鮮の金正恩第1書記の暗殺計画を題材にしたコメデ ィー映画 「ザ・インタビュー」を一部の劇場で25日に公開すると発表 した。テロをほのめかす脅迫を受けていったんは公開中止を決定してい た。

ザ・インタビューは、テキサス州オースティンの映画館チェーン 「アラモ・ドラフトハウス」とジョージア州アトランタの「プラザ・シ アター」の劇場で公開される。上映する劇場数は約300となる。また、 レムリー・シアターも31日からノースハリウッドの映画館で上映するこ とをツイッターで明らかにした。

SPEのマイケル・リントン会長兼最高経営責任者(CEO)は23 日の発表文で、「ザ・インタビューの公開を断念したことは決してな く、25日に幾つかの映画館で公開できることは大変喜ばしい。できるだ け多くの人に見てもらえるよう上映する映画館を増やす努力を続けてい く」と言明した。

ザ・インタビューをめぐっては、北朝鮮の関与が指摘されるハッカ ーからの脅迫を受けて、主要興行チェーン4社が上映取りやめを決定 し、SPEがいったん公開中止を決めていた。オバマ米大統領は先週、 SPEがテロリストに屈すれば、表現の自由が妨げられると述べてい た。

ホワイトハウスのシュルツ報道官は23日、「大統領が明言したよう に米国は言論の自由と芸術的表現の権利を重んじる国だ。ソニーと劇場 側の決断は人々に自ら選択する自由を与えるものであり、われわれは今 回の結果を歓迎する」との声明を発表した。

中小のチェーンや独立系の映画館がザ・インタビューの上映を決め たものの、公開に踏み切ると発表した主要興行チェーンはない。主要4 社にコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。

ザ・インタビューの上映館があるアトランタの警察は「上映計画が あることを承知しており、潜在的な脅威を監視していく。現段階では具 体策を検討する予定はない」と説明。オースティンの警察は、上映に関 する情報を受け取っておらず、上映館に特別な警戒態勢を敷く計画はな いとしている。

原題:Sony to Release ‘The Interview’ in More Than 300 Theaters (1)(抜粋)

--取材協力:Lauren Etter.

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