三菱マテ:モンゴルから銅精鉱を輸入、ロシア経由で-三井物産と共同

三菱マテリアルは三井物産と共同でモンゴル から銅精鉱を試験的に輸入した。電線や自動車部品など幅広い分野で使 用される銅製品の原料となる銅精鉱の輸入先は、チリやペルーといった 南米地域への依存度が高い。調達先を分散するため、モンゴルを新たな 安定調達先としたい考えだ。

三菱マテリアルの井上達也原料部長が22日、ブルームバーグ・ニュ ースとのインタビューで明らかにした。英豪系リオ・ティントがモンゴ ルで手掛けるオユ・トルゴイ銅鉱山から5000トンの銅精鉱を今月輸入し た。三井物産がモンゴルからロシア極東のウラジオストクまでの鉄道輸 送と、ウラジオストク港から日本までの海上輸送の物流面を手掛けた。

三菱マテは銅地金生産で国内3位。年間100万トンの銅精鉱を輸入 するが、7割弱をチリ、ペルーに依存している。井上部長は「供給源が 偏在しており、調達先を多様化しなければならない」と指摘。モンゴル は距離的にも近く「長期的な供給源にしたい」との考えだ。三井物産と 共同でリオと長期の調達契約について今後交渉していく。

チリからの海上輸送が約30日かかるのに対して、モンゴルから調達 した場合、鉄道輸送では25日かかるものの、ウラジオストク港からは5 日で日本に到着するという。

財務省の貿易統計によると、2013年の日本全体の銅精鉱の輸入量の うちチリ、ペルーの比率は63%。モンゴルからの輸入実績は1998年 の8020トン以降はない。

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