【今日のチャート】米労働市場へのリスク、6年前より拡大か

6年前の原油相場急落時に比べ、米労働市場 に対する原油安の影響が大きくなっている可能性がある。コンバージE xグループのチーフ市場ストラテジスト、ニコラス・コーラス氏はこう 指摘する。

今日のチャートは、米国の民間労働力に占める石油・ガス業界労働 者の割合が2008年に比べ増えていることを示している。コーラス氏は 「油田での雇用は原油価格と直接的な相関関係がある」と指摘した。

17日公表のリポートに引用された政府統計によれば、業界の雇用者 数は08年10月から10年1月の間に約20%減少。原油相場が08年7月にニ ューヨーク市場で付けた1バレル=147.27ドルという最高値から78%下 落する中で、業界の雇用減少が始まった。今年は6月20日に107.73ドル のピークを付け、その後50%下げた。

コーラス氏は20%の雇用縮小では約16万人の職がなくなると試算し た上で、その影響は「実体経済には30万人強の雇用減少のように感じら れるだろう」と分析。この業界の労働者の平均年収は約10万ドル (約1200万円)に上るからだ。「こうした雇用の乗数効果」は経済にと ってのワイルドカード(不確実要因)だと論じた。

原題:Lower Oil Poses Bigger Risk for U.S. Workforce: Chart of the Day(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE