米国株高は世界に波及へ、S&P500と外国株の差92年以来最大

今年の米株式相場の記録的上昇は、世界のそ の他地域に朗報だ。

勢いの増す米経済を追い風にS&P500種株価指数は2014年に12% 上昇。一方、他地域の株式はドル建てで6.5%下落した。リターンのこ うした差は米国の株高とドル高に起因するもので、1992年以来最大の開 きとなっていることがブルームバーグの集計データに示されている。

新興国株が3カ月で1割強下落し、ロシアやベネズエラの債務危機 が98年の衝撃を想起させる状況での米国株高は、世界的な先行きを楽観 する理由だ。過去のデータを振り返ると、米国と他地域のリターン差が 現状と同程度拡大してから1年後には、他地域の株式相場が米国株に追 い付いている。

ナティクシス・グローバル・アセット・マネジメントのチーフ市場 ストラテジスト、デービッド・ラファティ氏は「こうした世界の問題を 最も封じ込めるのは米国の強さだ」と述べ、「米国の加速がなければ、 不安感はもっと強まり、ボラティリティ(変動性)は大幅に高まってい ただろう」と指摘した。

70年以降にS&P500種が外国株に対して現在と同じくらいリード したのは4例あり、いずれのケースでもMSCIワールド・ex-US 指数はその後1年に上昇し、S&P500種を平均で14%上回った。

原題:S&P Beating World by Most Since ’92 Means It’s Time to Go Global(抜粋)

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