米国の自動車リコール、年間で初めて6000万台上回る

米国で自動車リコール(無料の回収・修理) が今年、6000万台を上回った。ゼネラル・モーターズ(GM)のイグニ ッションスイッチ(始動装置)やタカタのエアバッグの不具合に関連す る死亡事故の増加防止を急ぐ動きが広がったためで、リコールが1年間 で6000万台を上回ったのは初めて。

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)のウェブサイトに掲載され たデータ分析によると、年初以降のリコール総数は6050万台と、従来の 過去最高だった04年の3080万台のほぼ2倍。自動車メーカー各社が発表 した最近のリコールを反映して総数はさらに増加する見通し。

GMのイグニッションスイッチの不具合への対応の遅れに続きタカ タ製エアバッグをめぐる問題が長引く中、NHTSAは召喚や制裁金の 権限を利用し、欠陥の証拠発見時にはリコールをより迅速に実施するよ う自動車メーカーに圧力をかけている。

オートトレーダー・ドット・コムのシニアアナリスト、ミシェル・ クレブス氏は「自動車メーカーは対応が鈍いと批判されたくないため、 非常に迅速にリコールを発表している」と指摘。「自動車が複雑化し、 メーカーによる部品共有が極めて多いため、今後も多くのリコールを目 にすることになろう」と予想した。

原題:Auto Recalls Top 60 Million in U.S. as Response to Defects Shift(抜粋)

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