スペイン債上昇、独債とのスプレッドが縮小-量的緩和観測で

欧州債市場では今週、スペイン10年債が上昇 し、利回りが3カ月ぶりの大幅低下となった。欧州中央銀行(ECB) が2015年にソブリン債購入を開始するとの観測から国債利回りは過去最 低を付けたものの、投資意欲を損なう状況にはないことが示された。

スペイン10年債の同年限のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(ス プレッド)は週間ベースで9月以降で最大の縮小となった。米パシフィ ック・インベストメント・マネジメント (PIMCO)は19日、 ECBが来年初に国債購入を開始するとの見方を示した。ギリシャ3年 債は3日続伸。大統領選出のための第2回投票が来週行われる。

ラボバンク・インターナショナル(ロンドン)の欧州金利戦略部門 の責任者、リチャード・マクガイア氏は「スプレッド縮小が終わったと は思えない。だが、年末にかけて勢いは限定的となるだろう」と発言。 ギリシャで「予想外の事態に直面する可能性があることを鑑みると、や や拡大する方向にあるかもしれない」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時35分現在、スペイン10年債利回りは前日比4 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.70%。一時 は1.694%と、ブルームバーグがデータ集計を開始して以降の最低を付 けた。前週末比では18bp低下し、9月5日終了週以来の大きな下げを 記録した。同国債(表面利率2.75%、2024年10月償還)価格はこの 日、0.39上げ109.465。

スペイン10年債とドイツ10年債のスプレッドは前週末比15bp縮小 し111bp。この下げ幅は9月5日終了週以降の最大。ドイツ10年債利 回りは前日比2bp低下の0.59%。17日には過去最低となる0.565%を 付けた。

ギリシャ3年債利回りは24bp低下の9.61%。前日までの2営業日 で98bp下げた。

原題:Spanish Bonds Beating Germany’s With Pimco Predicting ECB Buying(抜粋)

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