ECBのタカ派がQEを希薄化させる4方法-ゴールドマン

欧州中央銀行(ECB)は恐らく2015年1- 3月(第1四半期)に国債購入を伴う量的緩和(QE)を実施するとみ られるが、ドラギ総裁がQEに懐疑的な政策委員らとの妥協点を探ろう とするリスクがあると、ゴールドマン・サックスの欧州担当チーフエコ ノミスト、ヒュー・ピル氏が18日付のリポートで指摘した。

同氏はリポートで、ECB内でタカ派の当局者らも今はQEを回避 できないと考えているようだが、それでも国境を越えた財政リスクの波 及を抑えようとするだろうと分析。タカ派がそのために要求しそうな措 置を4つ挙げた。

1.購入の規模を制限する。

2.保有する国債について中銀に、弁済順位の高いシニア債権者の ステータスを与える。

3.損失を補償・補填することを中銀が政府に約束させる。

4.財政リスクが共有されるのを避けるために、購入対象を最高格 付けの国債に限定するか、各国の中銀にそれぞれの責任において自国の 国債を購入させる。

しかしこのような制約は、ECBが米国型の積極的な金融政策へと 明確に舵(かじ)を切ることを期待している投資家を失望させるだろう と、ピル氏は指摘した。

ゴールドマンは基本シナリオとして、第1四半期にECBが5000億 -1兆ユーロ(約73兆2500億-146兆円)の購入計画を発表すると予 想。民間部門の債権者と同条件となる「パリパス」ベースで、政府の補 償約束は付けず、通貨同盟内で財政リスクが共有されるような形の購入 になるとみているという。

原題:How ECB Hawks Could Water Down Sovereign QE: Goldman Sachs (抜粋)

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