原油安で米利上げ先送りか-PIMCOとグロース氏の見解相違

米パシフィック・インベストメント・マネジ メント(PIMCO)は原油価格下落が米利上げの先送りにつながるか どうかをめぐり、共同創業者で元最高投資責任者(CIO)のビル・グ ロース氏とは見解を異にしている。

PIMCOは2015年の見通しで、原油安が経済を支えるため、世界 の成長は「上げ潮」に乗って加速し、米当局は利上げの軌道を進むと予 想した。一方、9月26日に退社するまでPIMCOの最大ファンドの運 用に携わっていたグロース氏は、最近の原油急落に伴うディスインフレ 圧力が米当局の動きを制約するかもしれないと指摘した。

こうした中、バーナンキ前連邦準備制度理事会(FRB)議長は PIMCOの内部会合に招かれた際、同社の見解を支持した。

同社のマネジングディレクター、サーミル・パリーク氏とグループ CIOのダニエル・アイバシン氏は18日にウェブサイトに掲載したリポ ートで、バーナンキ氏は政策当局が来年、米インフレ指標の総合指数が 低下してもそれを「受け流し」、実質的な成長の勢いと将来の金融政策 へのコアインフレの影響を重視するだろうと示唆したと記した。

両氏は「米経済見通しが15年に徐々に明るさを増すという PIMCOの見方をバーナンキ氏は支持した」と説明した上で、「15年 の早い時期のインフレ率は現在の原油安の影響で、総合指数がマイナス になる可能性があるものの、米当局は15年半ばの利上げに向かう軌道に とどまると当社は予想する。6月から9月の間だろう」と付け加えた。

両氏は家計や信頼感の回復を背景に、来年の米経済成長率が2.75 ー3.25%と、今年7-9月(第3四半期)までの1年間の2.4%から加 速すると予想した。ブルームバーグが調査したエコノミスト94人の予想 平均では、15年の米成長率は3%と見込まれている。

原題:Pimco Diverges From Gross on How the Fed Will React to Oil Slump(抜粋)

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