米国株:S&P500種は3日続伸、月間ベースの下げ埋める

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19日の米国株は上昇。S&P500種株価指数 は最高値付近をつけ、月初来からの下げを埋めた。

S&P500種株価指数は0.5%上げて2070.65。週間ベースでは3.4% 上昇と、10月以降で最も上げた。月初来では0.2%高、5日に記録した 最高値に5ポイントと迫った。ダウ工業株30種平均は26.65ドル (0.2%)高い17804.80ドル。

ウィリアムズ・キャピタル・グループ(ニューヨーク)のプリンシ パル兼株式トレーダー責任者、スティーブン・カール氏は「米金融当局 がトーンを決め、今の相場を動かしている」と述べた。

米国の株価は5年半にわたる強気相場で3倍になった。金融当局が 景気刺激のため導入した債券購入や事実上のゼロ金利政策が背景にあ る。ただ原油価格の下落と世界的な景気減速の兆候が金融市場にも影響 し、米国株の価値は過去2週間で約1兆ドルが吹き飛んだ。S&P500 種は16日までの7営業日で5%下落した。

過去2日間はエネルギー株の上昇やイエレン米連邦準備制度理事会 (FRB)議長が利上げの時期について、「少なくとも今後数回の会 合」ではない見込みだと語ったことに反応して、S&P500種は4.5%上 昇した。さらにこの日の上げで3日間の上昇率は5%と、2011年11月以 来で最大となった。

クアドルプル・ウィッチング

シカゴ・オプション取引所 (CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は過去2日間で29%低下と2013年1月以来で最大の下げ。こ の日のVIXは1.9%低下して16.49だった。

出来高は110億株以上と、10月15日以来の高水準。株価指数や個別 株の先物とオプション取引が期限を迎える四半期ごとのクアドルプル・ ウィッチングだった。通常、ボラティリティーや取引高が増える。

S&P500種産業別10指数は9指数が上昇した。特にエネルギー株 が上昇した。

衣料品のアメリカン・アパレルは7%高。事情に詳しい関係者によ ると、創業者ダブ・チャーニー氏はプライベートエクイティ(PE、未 公開株)投資会社とともに、同社への買収案提示に向けて話を進めてい る。

基本ソフト(OS)「Linu x(リナックス)」のレッド・ハ ットと業務用制服シンタスはいずれも上昇。四半期利益がアナリスト予 想を上回ったことが買い材料となった。

カーマックスは11%高。同社の第3四半期利益(1株当たり60セン ト)は、アナリストの予想平均(54セント)を上回った。

一方、スポーツ用品最大手ナイキは下落。西欧や新興市場の需要鈍 化が逆風となり、12月から来年4月までに納品する「ナイキ」ブランド の受注はアナリスト予想を下回った。

原題:S&P 500 Climbs Near Record Close After Three-Day Rally on Fed(抜粋)

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