ウォール街は「失われた10年」、ゴールドマンもピークに戻らず

ウォール街の金融機関は5年以上に及ぶ株式 上昇相場に乗り遅れている。業種として金融は、テクノロジーやヘルス ケアに花形の座を奪われた。

18日のニューヨーク市場の取引終了時点で、時価総額で世界のトッ プ500社の中に米国の金融機関は32社しか入っていなかった。金融危機 が始まる前の2006年末は41社だった。500社の中に残っているシティグ ループやアメリカン・インターナショナル・グループも、その時価総額 はテクノロジー大企業のアップルやグーグルに比べるとごく小さい。

ゴールドマン・サックス・グループの時価総額は2007年がピークだ った。今もまだそこに戻っていない。アップルが次々の新製品を投入し ている間、ウォール街はトレーディング収入が減る中での救済資金の返 済や、さまざまな問題での当局調査・捜査への対応、資産圧縮に追われ ていた。

ポルタレス・パートナーズ(ニューヨーク)の銀行アナリスト、チ ャールズ・ピーボディー氏は電話インタビューで、「大手銀行の文化は 修正される必要があった」が「この調整プロセスがこれほど長引くとは 誰も考えていなかった」と話した。

1999年に株式を公開したゴールドマンの時価総額は18日時点で、07 年10月のピーク時の1050億ドル(約12兆5200億円)を21%ほど下回った ままだ。

原題:Wall Street Firms Endure Lost Decade After Goldman Peak in 2007(抜粋)

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