米国債市場がデフレ警報-ブレークイーブンレートがマイナス

米金融当局は投資家に対し、来年利上げに踏 み切る方針が変わっていないことをあらためて示したが、米国債市場は デフレリスクを警告している。

米2年債と同年限のインフレ連動債(TIPS)の利回り格差(ブ レークイーブンレート)は17日、2009年の世界金融危機の余波が広がっ た時期以降で初めてマイナスに転じた。ブレークイーブンレートは通 常、投資家のインフレ期待を反映したものと見なされている。

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は17日、連邦公開 市場委員会(FOMC)後の記者会見で、デフレリスクについては重要 視しなかった。議長はブレークイーブンレートの低下について、インフ レプレミアムリスクの低下、もしくは投資家が考慮するインフレレンジ の縮小を意味している可能性があると指摘した。

マニュライフ・アセット・マネジメント(ボストン)のシニアトレ ーダー、マイケル・ロリツィオ氏は「世界的に見て成長期待は低下、イ ンフレ期待も低下という状況にあり、米国もその影響を受けずにはいら れない」と述べた。

ブレークイーブンレートは前日、マイナス0.035%に低下した。

原題:Deflation Warning Sounds as 2-Year Break-Even Rates Go Negative(抜粋)

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