豪州、日本の潜水艦技術の導入検討-中国と緊張再燃の恐れ

オーストラリアは、次期潜水艦の建造で日本 からの技術移転を検討している。これに伴い最近落ち着いていた中国と の外交関係が再び緊張する恐れがある。

大型案件となる潜水艦の調達先として日本を選ぶことになれば、オ ーストラリアにとって最大の貿易相手国である中国の厳しい反応を招く 可能性がある。

オーストラリアのジョンストン国防相は、潜水艦建造について日仏 独とスウェーデンから提案を受けていることを確認した。豪州の老朽化 したディーゼル潜水艦の後継をめぐる決定は3月までに行われる見通 し。中国が太平洋で軍事的影響力の拡大を目指す中で、豪州以外でもベ トナムやインドが潜水艦能力の増強に動いている。

オーストラリア戦略政策研究所のアナリスト、マーク・トムソン氏 は「政府は日本を選びたいようだが、まだ多くの障害がある」と指摘。 「日本はこれまで軍事技術を輸出したことがなく、合意が成立すれば米 国の同盟国である両国の関係が強まることを意味するが、中国は不穏な 動きと受け止めるだろう」と述べた。

原題:Australia Mulls Japan Submarines Under China’s Apprehensive Gaze(抜粋)

--取材協力:松田潔社、Ting Shi.

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