今年最後のFOMC、あなたはこの日1日をどう過ごした?

今年の金融市場を驚かせた多くの出来事の中 で、最大の驚きは恐らく2014年を締めくくるかなりひどいボラティリテ ィー(変動性)の高まりに経済へのマネーの供給を調整する非公開の会 合、つまり米連邦公開市場委員会(FOMC)が関与していなかったと いうことだ。

関与していたのは、経済への原油供給を調整する会合、つまり石油 輸出国機構(OPEC)総会だった。

サウスウェスト・セキュリティーズのマーク・グラント氏は今年最 後のFOMC終了前の17日午前、「われわれはFOMC声明で2つの単 語が残るかどうかをめぐってこの日1日を費やすことになる。かなりば かげた時間の使い方だ。私はそんなことはするつもりはない。考えるべ きより差し迫った懸念がある」と顧客向け文書に記した。

その2つの単語、事実上のゼロ金利政策維持に関する「相当の期間 (considerable time)」は結局、市場関係者が見込んでいたような形 ではなかったものの、FOMC声明に残った。同日発表された声明は 「委員会は金融政策スタンスの正常化の開始においては辛抱強くなれる と判断している」と説明した。

グラント氏が指摘するより差し迫った懸念とは、投資不適格級(ジ ャンク)債市場やエネルギー関連株の動揺をもたらした原油価格急落 だ。FOMC声明はこの点について、「労働市場が一層改善し、エネル ギー価格の下落や他の要因による一時的な影響がなくなるにつれ、イン フレ率は2%に向けて徐々に上昇すると委員会は見込んでいる」と、ち ょっと言及しただけだ。

FOMC声明とそれに続くイエレン連邦準備制度理事会(FRB) 議長の記者会見は、原油安と産油国であるロシアの通貨ルーブル急落、 ジャンク債値下がりなどによって揺れる市場を安定させるのに寄与した だろうか。

レーモンド・ジェームズの投資ストラテジスト、ジェフリー・サウ ト氏は顧客向け文書で、「今年を締めくくる方向は米東部時間17日午後 2-3時に起きることに大きく左右される可能性が高い」とコメントし た。

全く驚きだ。

原題:The Fed Now a Junior Varsity Cartel When It Comes to Volatility(抜粋)

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