米国株:S&P500種続伸、2日間の上げは3年で最大

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18日の米国株は続伸。ダウ工業株30種平均 が2011年以降で最大の上げとなったほか、S&P500種株価指数の2日 間の上昇はここ3年で最大だった。この日は世界的に株価が上昇。米連 邦公開市場委員会(FOMC)が前日発表した声明で、利上げについて 「辛抱強くなれる」と表明したことが手掛かりだった。

S&P500種株価指数は2.4%上げて2061.23。2日間の上げは4.5% と、2011年11月以来で最大だった。ダウ工業株30種平均は421.28ドル (2.4%)高い17778.15ドル。

ブラックロックのチーフ投資ストラテジストのラス・ケステリッヒ 氏は「いつものように、ハト派的な米金融当局は欧州やその他各地から 出てきた多くの悪材料を補った」と述べ、「株価が数日間の厳しい下げ の後で上昇しているのはそのためだ」と続けた。

この日のMSCIオールカントリー世界指数は2%上昇。新興市場 の株価指数は1.9%値上がりした。ストックス欧州600指数は3%高と、 3年ぶりの大幅高となった。

ボラティリティーが低下

シカゴ・オプション取引所 (CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は14%低下して16.81。VIXは過去2日間で29%低下 と、2013年1月以来で最も大幅な下げを記録した。

米労働省が発表したところによると、先週の新規失業保険申請件数 (季節調整済 み)は前週から6000件減少して28万9000件となった。こ れは11月初め以降、最も低い水準。

米民間調査機関コンファレンス・ボードが発表した11月の米景気先 行指標総合指数(LEI)は前月比0.6%上昇した。ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値は0.5%上昇だった。

アシュバートン・インベストメンツの米株式ファンドマネジャーの ジョナサン・アルドリッチ・ブレイク氏は、「S&P500種が上昇を続 けられない理由はない」と述べ、「米国は世界で最も安全な経済の一つ であり、前日のハト派的な当局の姿勢は投資家に必要としている信頼感 をもたらした」と続けた。

年間ベースの株価見通し

米主要株価指数は年間ベースで3年連続の上昇となる見通しだ。株 価が世界的に底値を付けた2009年からは約200%上昇してきた。

前日はイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長が利上げの時 期について、「少なくとも今後数回の会合」ではない見込みだと語った ことに反応して、株価が上昇した。

S&P500種を構成企業の株価収益率(PER、予想ベース) は18.2倍。今月に入ってからは4年ぶり高水準となる18.3倍をつけた

S&P500種産業別10指数はいずれも上昇。オラクルは10%高 と、2008年以来で最も大きな上げだった。同社の第2四半期利益・売上 高はアナリスト予想を上回ったことが買い材料となった。

マイクロソフトやIBMはいずれも3.6%超の値上がり。ダウ平均 の上げを主導した。

エネルギー株価指数は2.1%高。この日のニューヨーク商業取引所 (NYMEX)のWTI先物1月限は4.2%安。一時は4%上昇する場 面もあった。

原題:S&P 500 Caps Best Two-Day Gain Since 2011 Amid Global Rally(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa.

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