中国の銀行株、09年以来の大幅高へ-不良債権もどこ吹く風

今年は中国の銀行株の値上がりが目立ってお り、2009年以降で最良のパフォーマンスとなりそうだ。中国経済が減速 し、不良債権リスクも残っているが、投資家がこれを材料視する様子は みられない。

中国本土市場では、中国工商銀行など16行の年初来の株価上昇率が 平均48%に達しており、過去4年間にわたる計約3分の1もの下落分を 取り戻した格好となっている。また、香港上場の中国の銀行株も11%値 上がりしている。

バリュー・インベストメント・プリンシパルズ(香港)のサンデ ィ・メータ最高経営責任者(CEO)は中国の銀行株に関し、「特にグ ローバルな視点で、あまりにも割安で放置されていただけだ」と指摘。 「バリュエーション(株価評価)は依然として非常に魅力的だ。また、 多くの投資家は最近の政府の刺激策で中国経済が底を打ちつつあり、持 ち直していると考えている」と述べた。

ブルームバーグの集計データによれば、中国の銀行株は株価収益率 (PER)で6.2倍と時価総額100億ドル(約1兆1900億円)超の銀行で は最も低い水準にとどまっており、引き続き世界で最も割安となってい る。09年を振り返ると、中国の不良債権は減少し、国内総生産 (GDP)も前年比9.2%増となっていた。ブルームバーグのアナリス ト調査によると、今年のGDPは同7.4%増と1990年以来の小幅な伸び にとどまる見通し。

今年の中国株の上昇率は米銀24銘柄から成るKBW銀行指数 の4.1%上昇を上回り、45銘柄から成るブルームバーグ欧州銀行・金融 サービス指数の6.4%下落とは対照的な展開となっている。

原題:What Bad-Loan Crisis? China Bank Stocks Jump Most Since 2009 (1)(抜粋)

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